死んでみた。 アリスさんリクエスト (タイトルが変なのは気にすんな!←) ページ37
【カバネ】
「A、もう任務は終わった。
早く帰ろう。
、、、?
なんで寝てるんだ、、、?」
カバネは死ぬ、という意味が分からずAを揺さぶって必死に起こそうとしますが、起きません。
それは当然です。
彼女はもう、死んでいるのですから、、、。
しかし、目が覚めない彼女の状態は異常だと気づいたのでしょう。
一目散にAを抱き、探偵事務所へと走り出しました。
、、、もう手遅れだという事も知らずに。
【シキ】
Aがやられた。
俺が怪物達に目を奪われている間に。
「Aッ!!」
俺は怪物達を粗方片付け、Aの元へ一目散に飛んでいくと、呼吸は浅く今にも死にそうだった。
そんなAを見て、自然と涙が零れてきた。
『、、、、、、し、き、、、。』
か細い声に反応し、涙がまた溢れてくる。
「おまっ、、、、、、っ!
死ぬなよ!!お前ぇっ、言っただろ!!
今日だってッ、一緒にッ、帰ろうって、、、!!」
涙が制御出来ない。
『、、、し、き、。
わた、、、わたし、、、ね、』
必死に涙を堪えているとAがか細い声で、俺に訴えかけた。
『、、、、、、しき、の、こと、
ハア、
、、、、、、愛してるっ!』
ニコッと白い歯を見せてにししと笑うAは、糸がプツンと切れたように動かなくなった。
その後の記憶はあまり覚えていない。
【アキラ】
『、、、え、。』
、、、辺りに血飛沫が舞う。
全てがスローモーションに見える。
、、、私の身に何が起こったのかが分からない。
アキラくんが此方に駆け寄ってくる。
、、、顔を真っ青にして。
どしんと重たい衝撃が背中に走る。
、、、痛いのも、苦しいのも、何も感じない。
(嗚呼、死ぬのってこんな感じなんだ。)
そう思いながら私は目を閉じた。
、、、意識を失う直前、頬に冷たい感触と唇に暖かい感触が当たったような気がした。
ーー「Aちゃんッ、、、
死なないでッ、よおッ、、、!!」ーー
【イヌガミ】
「、、、は、?
、、、A、?」
目の前の光景が信じられないとでも言うようにイヌガミは目を見開いた。
イヌガミの目先には、辺りを真っ赤に染めて横たわるAの姿があった。
「、、、っおいおい、冗談だろ?なあ?」
イヌガミは声を震わせてAに触るが、、、。
、、、Aはピクリとも動かず、ひやりとした感触だけがイヌガミの指先を刺激させた。
126人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫織 - ごめんなさい間違って二回送りましたw (5月2日 6時) (レス) @page6 id: 848ebe42bd (このIDを非表示/違反報告)
紫織 - めちゃくちゃ好き…。あ、あと細かいこと言いますが、ミハイさんの一人称は『私』ですよ〜! (5月2日 6時) (レス) @page6 id: 848ebe42bd (このIDを非表示/違反報告)
紫織 - めちゃくちゃ好き…。あ、あと細かいこと言いますが、ミハイさんの一人称は『私』ですよ〜! (5月2日 6時) (レス) @page6 id: 848ebe42bd (このIDを非表示/違反報告)
おたく - 感謝です (2021年4月13日 19時) (レス) id: 079add305b (このIDを非表示/違反報告)
也中川 治 - おたくさん» 了解です!リクエストありがとうございます!ですが、この小説は50話で埋まってしまって書けない状態なので、作者名をクリックして下さい!続編で書かせていただきますね(^ω^) (2021年4月13日 17時) (レス) id: c86b5ed4b6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者ホームページ:無い! 作成日時:2021年2月12日 7時