プロポーズされてみた。 アリスさんリクエスト ページ35
【カバネ】
「あ、のA。」
私がいつも通りの朝を迎えていると、扉からカバネくんの声が聞こえた。
私はどうしたのだろうと思い、扉を開きカバネくんを迎え入れると、カバネくんは何かを決意したように顔を上げた。
「俺、Aのことが好きみたいだ。
、、、だから、その、、、
、、、、、、ケッコン、してほしい。」
カバネくんは戸惑いながらもそう、はっきりと言った。
私は顔を赤くしながらも『はい。』と、そう言った。
カバネくんは心做しか嬉しそうに見えた。
【シキ】
「なあA。」
珍しく真面目な顔をして私を呼ぶシキの声は、少しだけ震えていた。
『、、、どうしたの?』
本当にどうしたのだろう。そう思っていると、シキはポケットに手を突っ込んだまま、無愛想に言う。
「、、、、、、俺、Aと結婚したい。」
ボソッと呟いた彼徐々に頬を赤く染めていって、可愛く思えた。
私はそんなシキを思いっきり抱きしめた後、そっと呟いた。
『、、、、、、、、、私もだよ。』
きっと、私もシキもトマト状態なのだろう。
【アキラ】
「、、、っ、Aちゃん!」
ある任務の帰り道、アキラくんは珍しく大きな声で私を呼んだ。
私は驚き、『どうしたの?』と駆け寄ると頬を染めたアキラくんが何かを決心して口を開いた。
「、、、ぼっ、僕、Aちゃんと、、、
そ、その、、、、、、っ、結婚したい!」
半分涙目になりながらも懸命に叫ぶアキラくんを見て、全く同じことを私も考えていたので、思わず微笑んだ。
、、、貴方は『NO』と言えますか?
【イヌガミ】
夕方頃、特に何も無かった私はイヌガミさんに連れられて、一面お花畑のところに案内された。
、、、私はこの花に見覚えがあった。
、、、、、、あの時の、任務帰りに渡された一輪の赤いアネモネがいっぱいに広がっていた。
私が感動して見ていると、イヌガミさんが花畑の中でしゃがみこんだ。
「、、、この花言葉、分かるか?」
彼の行動といい、言動といい、訳が分からなかった。
私は首を振ると、イヌガミさんは教えてくれた。
「、、、君を愛す。」
イヌガミさんがそう言うと、ポケットから指輪を取り出した。
「、、、A、俺と結婚してくれないか?」
きっと私の顔は今、真っ赤だろう。
【ミハイ】
「、、、A。」
ミハイがゲームをしている中、唐突に名前を呼ばれ焦りながらも『はい。』と返事すると、
「、、、水。」
と返ってきた。
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紫織 - ごめんなさい間違って二回送りましたw (5月2日 6時) (レス) @page6 id: 848ebe42bd (このIDを非表示/違反報告)
紫織 - めちゃくちゃ好き…。あ、あと細かいこと言いますが、ミハイさんの一人称は『私』ですよ〜! (5月2日 6時) (レス) @page6 id: 848ebe42bd (このIDを非表示/違反報告)
紫織 - めちゃくちゃ好き…。あ、あと細かいこと言いますが、ミハイさんの一人称は『私』ですよ〜! (5月2日 6時) (レス) @page6 id: 848ebe42bd (このIDを非表示/違反報告)
おたく - 感謝です (2021年4月13日 19時) (レス) id: 079add305b (このIDを非表示/違反報告)
也中川 治 - おたくさん» 了解です!リクエストありがとうございます!ですが、この小説は50話で埋まってしまって書けない状態なので、作者名をクリックして下さい!続編で書かせていただきますね(^ω^) (2021年4月13日 17時) (レス) id: c86b5ed4b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者ホームページ:無い! 作成日時:2021年2月12日 7時