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続き ページ34

、、、と同時に流れる大粒の涙。

彼への恐怖がしっかりと頭にも、腕にも刻まれたみたいで怖かった。

「ごめんな。」

溢れる涙を抑えられずにいると、彼の、、、

イヌガミさんの声が聞こえた。

『、、、なんで、。』

私が出した声は驚くほどか細かった。

『、、、、、、なんで、イヌガミさんが謝るんですか、?』

虚ろな目でイヌガミさんを見つめると、顔を顰めた。

お互いに口を閉じている中、私は涙が止まらないでいた。


【ミハイ】

怖かった。ずっと。

連れ去られた時から。

トラックに連れ込まれた瞬間、私に希望なんて無いのだと気づいてしまった。

、、、だから、ミハイが助けに来てくれた時は有り得ない、と思ってしまった。

私はミハイに思いっきり抱きしめ、体を震わせながらわんわん泣いた。

『うっ、!ひぐっ、、、!みは、いっ、、、!!』

「、、、っ、」

必死にミハイの名前を呼ぶと、ミハイは無言で抱きしめてくれた。

泣き疲れた私は全身の力を抜き、倒れ込んだ。

その後の事は余り覚えてないけれど、暖かい温もりが絶え間無く感じていたのは覚えている。


【ノビマル】

ノビマルによって元彼から解放された私は、部屋の整理をしていると元彼と私の写真が出てきた。

二人とも幸せそうに微笑んでいる。

私はなんで、と呟いた。

『、、、なんで、あんなふうになってしまったの、、、?

私たち、、、去年までいい関係を築けていたのに、、、。』

元彼の豹変に、私は今でも理解しきれずにいた。

私は口を押さえ、大粒の涙を零した。

、、、、、、ノビマルが居るとも知らずに。

「、、、あの男の元に戻りたいんですか?」

突如放たれた言葉に、少々驚きながらも首を振った。

『ううん、、、、、、未だに頭の整理がついていないだけ、、、。』

私は何故彼があんなにも豹変したのかが知りたかっただけなのに、監 禁されてしまってー、、、。

兎に角、知りたかった。そして戻したかった。

私は涙を止めようと目を擦ろうとしたその時、

パシッと音が鳴ったかと思えば、彼は私の腕を掴んでいた。

「そんな男じゃなくて、僕にすればいいじゃないですか。」

ノビマルは平然にそう言うと、私の涙は干からびて、頬は真っ赤に染まった。

(next ゚Д゚)ノ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

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設定タグ:怪物事変 , 短編集   
作品ジャンル:アニメ
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紫織 - ごめんなさい間違って二回送りましたw (5月2日 6時) (レス) @page6 id: 848ebe42bd (このIDを非表示/違反報告)
紫織 - めちゃくちゃ好き…。あ、あと細かいこと言いますが、ミハイさんの一人称は『私』ですよ〜! (5月2日 6時) (レス) @page6 id: 848ebe42bd (このIDを非表示/違反報告)
紫織 - めちゃくちゃ好き…。あ、あと細かいこと言いますが、ミハイさんの一人称は『私』ですよ〜! (5月2日 6時) (レス) @page6 id: 848ebe42bd (このIDを非表示/違反報告)
おたく - 感謝です (2021年4月13日 19時) (レス) id: 079add305b (このIDを非表示/違反報告)
也中川 治 - おたくさん» 了解です!リクエストありがとうございます!ですが、この小説は50話で埋まってしまって書けない状態なので、作者名をクリックして下さい!続編で書かせていただきますね(^ω^) (2021年4月13日 17時) (レス) id: c86b5ed4b6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者ホームページ:無い!  作成日時:2021年2月12日 7時

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