泣いてみた。 アリスさんリクエスト ページ33
※誠に勝手ながら前回のさらわれてみた。の続きとなっております。それを承知の上で読んでいただけると幸いです。※
【カバネ】
「A、怪我は無い？」
カバネくんは私をさらった二人組を倒すと、此方を向いて心配そうに問うた。
その優しい音色に、思わず涙が一粒、また一粒と零れ落ちていく。
カバネくんは相当驚いたのか、目を見開いていた。
私は何とか涙を止めようと目を擦っていると、ギュッと抱きしめられた。
私が驚いていると、カバネくんははっきりと言った。
「俺は正直、Aがなんで泣いているのかは分からない。
でも、Aの泣いている姿は見たくない。」
ああ、心配してくれているのかと思うと涙は枯れ果てていた。
カバネくんが次に見る私の顔は笑顔だろう。
【シキ】
シキが私をさらった男性を倒すと、此方に振り向いた瞬間、ギョッとしたような顔つきになった。
私はシキが振り向くまでに涙を止めようと思っていたが、それは無駄だったようだ。
「おい！どっか痛むのかよ！？」
彼は心配しながら私に駆け寄ってくると、私の目線に合わせるようにしてしゃがんだ。
私は喉が潰れて声が出せず、ただただ泣くことしか出来ない自分に腹が立った。
すると何かを察したのか、シキは私を抱き上げた。
『！！？』
余りの行動に戸惑っていると、「病院、行くぞ。」と言う彼の声が聞こえた。
私はふふ、と心の中で笑った。
ーーーありがとう。ーーー
【アキラ】
私をさらった兄をアキラくんが凍らせたその帰り道。
アキラくんと楽しげに会話している今でも、彼、、、兄の事が頭から離れなかった。
あの時、アキラくんが私を見つけてくれたお陰で、命は助かったけど、
、、、もしあのままアキラくんが私に気づかなかったら？
、、、もしあの場に水が無かったら？
という恐怖が私を襲った。
必死に耐えながらも探偵事務所に着き、誰もいないところで恐怖に怯えながら泣いていると後ろから、暖かい温もりが私を包んだ。
「、、、大丈夫だよ。Aちゃん。
僕が必ず、君を守るから、、、！」
その言葉で更に涙が溢れてきたのは言うまでもない。
【イヌガミ】
イヌガミさんが彼から私を助けてくれた次の日の夕方。
私は重たいまぶたを開き、ピントを合わせながら起き上がった。
多分病院なんだろう。
見知らぬ部屋に天井。
真っ白いベッドに点滴。
私は骨折したのか、ピクリとも動かない布で包まれた右腕を眺めた。
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紫織 - ごめんなさい間違って二回送りましたw (5月2日 6時) (
レス) @page6 id: 848ebe42bd (このIDを非表示/違反報告)
紫織 - めちゃくちゃ好き…。あ、あと細かいこと言いますが、ミハイさんの一人称は『私』ですよ〜！ (5月2日 6時) (レス) @page6 id: 848ebe42bd (このIDを非表示/違反報告)
紫織 - めちゃくちゃ好き…。あ、あと細かいこと言いますが、ミハイさんの一人称は『私』ですよ〜！ (5月2日 6時) (レス) @page6 id: 848ebe42bd (このIDを非表示/違反報告)
おたく - 感謝です (2021年4月13日 19時) (レス) id: 079add305b (このIDを非表示/違反報告)
也中川 治 - おたくさん» 了解です！リクエストありがとうございます！ですが、この小説は50話で埋まってしまって書けない状態なので、作者名をクリックして下さい！続編で書かせていただきますね(^ω^) (2021年4月13日 17時) (レス) id: c86b5ed4b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者ホームページ：無い！ 作成日時：2021年2月12日 7時
