続き ページ26
「ふいー、なんとか終わりっと。」
仕事は難なく(?)終わったらしい。
んーっと背筋を伸ばしながら私の隣に座ったイヌガミさんは、「膝、借りていいか?」と謎の質問をした。
私は訳が分からずに頷くと、私の膝にイヌガミさんの頭が乗っかった。
『ファッ!?』と驚いていると、イヌガミさんはあっという間に寝てしまった。
これはこれでいいなと密かに思うAであった。
【ミハイ】
「A、何だこの棒は。」
と言ってミハイが差し出したものはポッキーだった。
『ああ、それはお菓子だよ。
棒にチョコがかけられた美味しいお菓子。』
私はミハイに説明しながらポッキーを食べていると、ミハイは思い出したように話し始めた。
「A。このような菓子を使ったゲームを見た事がある。
それをやってみたくはないか?」ニヤッ
その途端私の本能が逃げろと忠告するようにゾワゾワッと恐怖が背筋を駆け抜けた。
『アー私今日任務ガアッタンダー戻ラナイトー。』
少し無理があるが、この場を離れよう。
、、、しかし、吸血鬼相手に逃げ切れる筈も無く、
「まあいいではないか。
そろそろこのゲームにも飽きてきた頃だ。
もし貴様が勝ったら言うことを一つ、聞いてやろう。」
『やります。』(即答)
、、、、、、ハッ!しまったぁっ、、、!
(next ゚Д゚)ノ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「では、貴様がチョコの方を咥えろ。」
『、、、あ〜、、、んっ。』
私はミハイの言う通りに咥え、目の前を見ると意外とミハイと私の距離が近かった。
「折ったら負けのようだ。、、、では行くぞ。」
ぽきぽき、と食べていく私を他所にミハイは、一行も進んでいなかった。
『!?』
このままでは私がキスしてしまう = 弄られる
恥ずかしくて折ってしまう = 負けてしまう
詰 ん だ 。
私は進めずにキスする真ん前で留まっていると、急に頭を掴まれた。
そしてぐいっと引き寄せられて、
チョコよりもずっと甘いキスをされる羽目になってしまった。
【ノビマル】
「Aさん。今、時間はありますか?」
朝食のパンを食べていると、ノビマルが部屋の扉から顔を覗かせた。
私は最後の一口を食べ、飲み込むと『どうしたの?』と尋ねた。
すると、
「甘いキスを僕に教えてくれませんか?」
という爆弾発言を見事に投下した。
おま、いつもやってるやんけ、、、というツッコミはさておき、
『あ、甘いキス、、、?』
「はい、して下さい。」
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紫織 - ごめんなさい間違って二回送りましたw (5月2日 6時) (レス) @page6 id: 848ebe42bd (このIDを非表示/違反報告)
紫織 - めちゃくちゃ好き…。あ、あと細かいこと言いますが、ミハイさんの一人称は『私』ですよ〜! (5月2日 6時) (レス) @page6 id: 848ebe42bd (このIDを非表示/違反報告)
紫織 - めちゃくちゃ好き…。あ、あと細かいこと言いますが、ミハイさんの一人称は『私』ですよ〜! (5月2日 6時) (レス) @page6 id: 848ebe42bd (このIDを非表示/違反報告)
おたく - 感謝です (2021年4月13日 19時) (レス) id: 079add305b (このIDを非表示/違反報告)
也中川 治 - おたくさん» 了解です!リクエストありがとうございます!ですが、この小説は50話で埋まってしまって書けない状態なので、作者名をクリックして下さい!続編で書かせていただきますね(^ω^) (2021年4月13日 17時) (レス) id: c86b5ed4b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者ホームページ:無い! 作成日時:2021年2月12日 7時