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「これやるよ。
、、、まあそこら辺に落ちてたやつだからな。」
『わあ!
、、、ありがとうイヌガミさん!』
差し出された一輪の花は赤いアネモネだった。
「どういたしまして。」と笑ったイヌガミさんは、不覚にもかっこいいと、そう思ってしまった。
<一輪の花、赤いアネモネの花言葉
「君を愛す。」>
【ミハイ】
「おいA。」
パソコンの画面だけが光っている薄暗い部屋。
そこには一人の男ー、、、、、、ミハイが、画面を見つめていた。
名前を呼ばれた私はすぐさまペットボトルと缶詰を差し出す。
無言で受け取ったミハイは、ちらりと私を見た。
『?
どうしたのミハイ。』
他にもなにか欲しいのか、と思ったが、どうやら違うらしい。
「、、、A好きだ。」
あまりにも素っ気ない告白と、急な展開に頭が追いつかず、ショートしてしまった。
そんな私の反応に楽しんでいるのか、悪戯っ子の様な笑みを浮かべた。
「、、、ふ、顔が真っ赤だ。
面白い奴だな、貴様は。」
、、、私が倒れるのも、時間の問題だろう。
【ノビマル】
ある日、公園で私は一人でベンチに座っていた。
、、、、、、それもそのはず、。
『、、、待ち合わせ時間より早く来ちゃったかな、、、?』
私は彼ー、、、ノビマルを待っているのだから。
、、、彼には「公園に来て下さい。」とだけしか言われてないし。
、、、、、、寒いし。
もう帰ろうかなと思った瞬間、「Aさん」、と隣から聞きなれた声が聞こえた。
びっくりして振り向くと、ノビマルが私を見つめて立っていた。
「遅くなってすみません。」
ニコ、と何時もの笑顔を浮かべたノビマルは、若干落ち着きがないようにも見えた。
『ううん、大丈夫。
、、、、、、、、、それで、なんで公園に、、、?』
先程から疑問に感じていた事をノビマルに伝えると、なにかを決心したように顔を上げた。
「僕、Aさんの事が好きなんです。
付き合ってくれませんか?」
いつの間にか辺りには雪が降っていた。
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紫織 - ごめんなさい間違って二回送りましたw (5月2日 6時) (レス) @page6 id: 848ebe42bd (このIDを非表示/違反報告)
紫織 - めちゃくちゃ好き…。あ、あと細かいこと言いますが、ミハイさんの一人称は『私』ですよ〜! (5月2日 6時) (レス) @page6 id: 848ebe42bd (このIDを非表示/違反報告)
紫織 - めちゃくちゃ好き…。あ、あと細かいこと言いますが、ミハイさんの一人称は『私』ですよ〜! (5月2日 6時) (レス) @page6 id: 848ebe42bd (このIDを非表示/違反報告)
おたく - 感謝です (2021年4月13日 19時) (レス) id: 079add305b (このIDを非表示/違反報告)
也中川 治 - おたくさん» 了解です!リクエストありがとうございます!ですが、この小説は50話で埋まってしまって書けない状態なので、作者名をクリックして下さい!続編で書かせていただきますね(^ω^) (2021年4月13日 17時) (レス) id: c86b5ed4b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者ホームページ:無い! 作成日時:2021年2月12日 7時