六龍 Ⅲ 【ars】 (ページ10)

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【 108 】新たな始まりページ10

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ガチャン

電話を切ってからの沈黙が重い。
会話中も黒田にしては珍しく取り乱していた

斗「……どう、されたんですか」

黒「…はぁ……」

これまた重い溜息を吐き頭を抱えたかと思えば

ダンッ！！

いつもは紳士的、常に冷静。

…という黒田が机に拳を叩きつけるなんて事は見たことのない生田は肩を思わずビクつかせてしまう

黒「………生田」

斗「は、はい」

黒「Aをここに」

斗「…Aさんを、ですか？」

黒「これから会議がある。確か今日の予定が落ち着くのは…」
斗「夜の7時頃です」

黒「ではその時間に、ここへ連れて来なさい」

斗「かしこまりました」

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六「「「最初はグー！ジャンケンっポン！」」」

雅「うわぁっ！また負けたぁぁ！」

「この人数で一人負け出来るってある意味凄いですね」

雅「ね、それ褒めてる？貶してる？」

「…(￣▽￣)」

潤「この顔は貶してるだろ」

「失礼な、笑っただけですよ」

翔「いや不器用かよ！目全然笑えてなかったぞ」

「あれ？笑顔は得意なんですけどねぇ」

和「いや得意って何よ。しかもそれを自覚してるって…まさかのナルシストだったの？」

いやーんとか5人揃って体をくねらせる

うざっ気持ち悪っ！

翔「酷ぇ！」

雅「なんてなんて？」

翔「相葉さん似合わない！相葉さん気持ち悪いっ！」

雅「えっ………」

「いやいやいや！違いますから、全員ですから！」

和/潤「「俺らもかよ！！」」

「っていうか『うざっ！』だし！あなたら無駄にイケメンなんだからそういうのも別に見苦しくはないんで！」

5人「「イケメン…」」

「む！だ！に！！ってか残念イケメン！特にお前だ！」

翔「俺かよっ！つーか今お前って言ったか？！」

「なーにーかぁ～～？？」

翔「うわっはっはっは～、……うぜぇっ！」

「そりゃどーも！」

翔「やるか？」

「負けるくせに」

翔「んだとぉうっ？」

智「はいはい、ストップ～」

潤「翔さん熱くなりすぎ笑」

翔「だって！こいつ俺の事残念イケメンって…」

潤「残念なのは事実だからしゃーないって。後ろにイケメンついてるしいいじゃん」

翔「じ、事実…？」

潤「翔さん、料理できる？」

翔「出来るわけねぇ」

潤「クローゼットの中服入ってる？」

翔「いや、当たり前だろ」

潤「何柄？」

翔「え、えっと………迷彩とか？」

和「あとコレね」

と、肩に手を置こうとしてツルッと滑らせる二宮さん

翔「……。」