【 133 】噂の ページ35
S side
ザッと簡単に言えば。
入り口付近までその智くんの幼馴染がAを連れてくるから、いいタイミングで俺らが入り口を爆破、と。
そしてその後何人かは侵入して確実にAを外へ連れ出す。…絶対に、助け出す。
和「……ふーん。で、その『いいタイミング』ってのは翔さんが見極めるの？」
智「一応あいつからも連絡はあるみたいだけど」
翔「とりあえず意識は広げておくよ」
智「お願い」
翔「うん」
雅「…みんな、あの工場だよ」
そう雅紀に言われて外を見ると…
よくある、ただの辺鄙な工場。爆破しなくたって簡単にあの扉智くん壊せそうだけどなぁ
和「あれなの？敵のアジトなのにボロいね〜」
潤「あれは表向き。地下に何階もアジトが広がってるよ」
翔「は？地下ぁ？」
潤「調べた感じだと5階分あるけど、かなり広いよ。それぞれのフロアが」
雅「…大丈夫かなぁ、Aちゃん」
潤「きっと大丈夫だよ」
和「あのバケモノみたいに強い子、そうそういないから心配することナイデショ。
…絶対俺らに気がついたら呑気に声かけてくるでしょーよ」
潤「そうか？笑」
雅「…そんなキャラだっけ？」
翔「キャラで言うと、中の感じはニノが言う通りだな」
雅「えー！そうなの？可愛い〜」
智「しっ、相葉ちゃん。そこの陰に車止めて？ここからは歩くよ」
嵐-智「「了解」」
・
智くんが「俺は爆弾をセッティングしてくるからちょっと待ってて」と走って工場の方に向かって3分もしないうちに帰ってくる
雅「ええっ！早くない？」
智「どこにつけるかはもう決めてあったから。……今4時か…」
和「…俺ら、超早起きだよね」
翔「うん……帰ったらゆっくり寝よう」
和「うん………」
翔「いや、今寝るなよ！笑」
pluluッ
鳴った瞬間にスピーカーにして電話を繋げる。
……あなた、そんな早く携帯触れたのね←
智「はい。」
？『準備いい？』
『ちょっと、誰に…
雅「Aちゃん！？」
？『しーっ』
智「剛、Aちゃんに変わって」
剛『え？はっ、やーだねー』ブチッ
智「………チッ。やっぱやな奴」
和「おっ、黒智」
翔「これが噂の黒智ですか」
潤「ふーん、日に焼けた時だけに使うのかと…」
雅「今の声低かったねぇ」
智「…〜〜っ、うるさいっ！！ほら！スタンバイしに行くよっ！」
翔「はーーい笑」
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作者名：ハルvolleyball | 作成日時：2018年6月6日 13時
