【 123 】智くん帰宅 ページ25
S side
智「ただいま〜」
和「おかえり〜あれ、焼けてないじゃん」
智「外あんま出てないから焼けるわけねぇべ」
雅「屋内？」
智「うん。全っ然風呂入れてないから入ってくる」
そういう智くんに近づいて首辺りを匂ったニノは顔をしかめて「くっせ〜笑」と笑いつつ鼻をつまみながら逃げて行く
智「そりゃ臭いって笑」
翔「風呂、お湯も張ってるからゆっくり入っておいで。…のぼせたらダメだからね？」
智「分かってるよ笑………Aちゃんは？」
潤「部屋で寝てるんじゃない？そろそろ夕飯時だし風呂から出たら呼んどいてよ」
智「ん、わかった」
・
・
翔「はぁ？」
雅「この子、彼女」
和「いや、いつ作ったのよ」
雅「んー…三日前？」
潤「つーか、誰？」
雅「B塔で本の管理とか掃除してる紗絵(さえ)ちゃん」
和「………いや、ここのメイドかよっ！」
雅「メイドとはちょっと違うんだって、すっごい可愛いんだよ！……ほら！」
と、突き出された携帯の画面には確かに美人系なメガネ女子の写真
翔「可愛……いいとは、思うけどさ」
雅「何？」
翔「…ねぇ？」
潤「んー……いや、そのさ。付き合っていいもんなの？」
雅「知らない。…えっ、ダメなの？」
和「知るかよっ笑。でもまぁ、斗真には言わないほうがいいかもな」
そう言いながら俺の方をチラッと見てくるニノ
…報告すんなよってか。
はいはい分かりましたよ。今回だけな
という念を込めて軽くニノに分かるように頷く
智「はぁー！！さっぱりした！」
雅「うはは！気持ちよさそうな犬みたい」
智「ほんと？」
と、嬉しそうに雅紀の前で頭を振る智くん
潤「ちょっ、冷てぇ！」
智「あ、ごめん」
潤「はぁ…遊んでないでAにも会っておいでよ」
智「うん！」
コンコン〉
智「Aちゃーん？入るよー」
少し嬉しそうな笑顔を見せながら部屋の中へ消えていった智くん
……また抱きついてたりキスしてたらどうしよ…
和「…？……翔ちゃん？何やってんの？」
翔「しーーっ」
扉に耳を当てて部屋の中の音を聴くとなんか……
暴れてる？
ガチャ〉
翔「どうし……智くん何やってんだよ！！」
雅「どうしたの？…っ、Aっ！」
飛び込むと、Aの頭を掴みながらすごい剣幕で顔を殴っている智くん
雅紀と二人掛かりで止めに入ると、何か小さく呟いている
智「……どこだよ、」
翔「え？」
智「Aちゃんは、どこなんだよっ！！」
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作者名：ハルvolleyball | 作成日時：2018年6月6日 13時
