【 118 】お世話係 ページ20
？ side
なんかいつも付けてる物より若干硬い気はしてたけどこれが発信機とは……
このご時世なんでも作れるんだねぇ…怖い怖い
翔「俺はお前の方が怖いわ！なんでいるんだよ！」
「え？私が怖い？」
雅「今までどこ行ってたの？」
「拉致られてました」
智「っていうか…その髪」
「あー…なんか切られたんで揃えました。ショートカット久々なんですけど変ですか？」
智「似合ってる、可愛い」
「あ、ありがとうございます//」
智「ううん。……じゃなくて。あいつらに？」
「あ、生田さんから聞きました？」
翔「それよりもこれが今朝送られてきたからだよ」
「…これは、初日の時の写真ですかね。カシャカシャってシャッター音してたと思ったらこれだったんですか」
翔「はぁ………お前医務室行くぞ」
「はーい」
なんかブツブツ言っている翔さんに手を引かれ、2人で医務室に向かう…
いや、2人じゃないか
翔「…うん、多すぎで医務室にみんな入られると邪魔だからちょっと外出て？」
雅「なんでさー！3日ぶりのAちゃんなのに！」
和「そうだそうだー」
智「心配だから一緒にいる」
潤「…はいはい、話なら後でしっかり聞けるから！一旦出るよー」
確か1番年下なはずの潤さんがお兄ちゃん…お父さんみたい。
他の3人は「うわっ」とか「いててててっ」とか言いながら外へやっと出た
翔「…はい、服脱いで」
「やーん、エッt《ガラッ》
智「なんだって！？」
「や、なんでもないですごめんなさい」
潤「ちょっともう、大野さん何やってんの」
智「あーーー」
《バタン》
翔「…いらん事言うなよ。診察のためなんだからほら、早く」
「タンクトップまでですか？スポブラまで？」
翔「スポーツブラまで。」
「はい〜」
バサバサッと一気に脱ぐと分かりやすく目を見開いて息を飲む
翔「っ……、お前」
「ほら、早く治療しちゃってください」
翔「いや…これ、なんなんだよ。傷多すぎるだろ」
「…あの届いてた写真は実際に私されてたことなんでそりゃ…ね、」
翔「でも…顔はそこまで怪我してないんだな」
「あぁ、なんか照ちゃんは殴ろうとしてきてたんですけどスカイが何度か止めてくれて」
翔「…スカイ？」
「私の世話係だった人？」
翔「…世話係が拷問係を止めるって、…ふーん。けどこれ…ムチかなんか使われた？」
「正解っ」
翔「いや、当たっても嬉しくねぇわ」
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作者名：ハルvolleyball | 作成日時：2018年6月6日 13時
