【 117 】試作品 ページ19
S side
C棟にあるニノ専用のパソコン達(5台くらい連なってるやつ。なんだこれ)の電源を入れていく
珍しくテキパキ早く動いてるニノに感心してるとそのニノの後ろで
雅「ねぇ、試作品って何？」
ねぇねぇ、ねぇねぇ
って、ずっっっとうるさい相葉くん
和「翔さん、潤くん。相葉さん邪魔だから静かにさせて」
翔/潤「「ラジャ」」
雅「ぅぅ〜〜っ！！」
翔「仕方ないだろ。俺たちも気になるけど先にニノを集中させてやれ」
雅「ほうはへほ(そうだけど)〜……」
智「で？なんなの？」
和「何が？」
智「試作品って」
気持ち悪いくらい早く、ピアノを弾いているみたいに滑らかに指を動かしてるくせにずっと画面だけを見てる。
…尚且つ喋るって。
潤「器用だなぁ」
翔「だなぁ」
雅「ふん(うん)。」
和「ちょっとね？最近周囲が怪しいから相手にバレない且つ、性能のいい発信機を色々作ってた訳よ」
雅「えっ？ニノってそんな事も出来るの？」
和「ニノちゃんはなんでも出来るんですよ」
雅「ニノちゃんはなんでも出来るんだ〜…」
……。うん、
翔「それが、コンタクトレンズ？」
和「そう！」
翔「いやいやいや。何者なんだよ」
和「ちょーーーっとね？昔そういうの作る友達がいたからそいつにも協力してもらって試作品がやっと出来たのよ」
智「それをAちゃんが付けた…？」
和「きっとね。俺、Aのコンタクトのケースに入れたから」
翔「いや何してんだよ」
和「てへ」
潤「まぁ今回はそれがナイスになってるしね」
和「でしょでしょ？」
翔「はい、調子に乗らない」
智「で、どうなの？」
和「いま、ちょっ…でき、た！」
その声に反応してみんなで画面を見つめる
離れたところからどんどん近づいて細かくなっていく
和「Aは、どこにいる……？」
ピッピッ…
と、その信号が指した所は………
翔「………ん？？」
和「あれ、ちょっ………もっかいするね」
智「う、うん」
………………。。。。。
雅「……これってさ、」
和「……。」
雅「ここ、だよね？」
翔「…だよな」
和「やっぱ試作品はダメってこと？」
潤「Aが付けて行ってないって事は？」
和「さっき確認したけど無くなってた」
「なるほど、これは試作品だったんだ」
和「そう」
翔「あれ？」
「ん？」
雅「どうしたの翔ちゃん」
翔「いや、え？」
「え？」
嵐「「「………………え？」」」
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作者名：ハルvolleyball | 作成日時：2018年6月6日 13時
