はるの恋びと

03.寝室 ('･ｪ･`) ページ47

〆．



「とも〜、よちよちよちよち」



Aちゃんの家に遊びに来ました。



Aちゃんと、その息子のともに会うため。



断じてコイツと会うためではない。



「よぉ、義弟。Aの胸が見たいか？くく、それは俺とともの特権や、ざまあ！！」



「うっざ。てか中学生まで一緒に風呂入ってたし」



「はあ！？しばく！！」



「二人とも、ともくんが泣いちゃうでしょ」



よりによって男の子が生まれるとは。



女の子やったら、もしかしたらド変態野郎がデレデレして寂しさを感じたAちゃんが俺に……なんてことも有り得たのに。



「Aちゃん。とものお世話はコイツに任せてさ、俺らは寝室行こうや」



「寝室？」



首を傾げるAちゃん。純粋やなぁ、好き。



「お前はそろそろ姉ちゃん離れせぇよ」



「流星ぃぃ……」



「流星くんも来てくれてありがとう、望のお世話大変だよね？」



「まあ。Aちゃんがおらん寂しさ俺にぶつけてくるから」



「熱い夜を過ごしてんねんな♡」



「暑い。むさ苦しい」



Aちゃんはにこにこ。



「Aちゃん、二人目作る予定ある？俺とラブラブせんっ？」



「義弟ーー！！！！」



くそ、ド変態野郎め。



Aちゃんの等身大パネル隠し持ってるくせに。



「ともくん、弟か妹いたら嬉しい？」



「嬉しいやんな〜？とも？ほら、嬉しいって。A、寝室行こう、すぐ行こう」



「行かない。勝負下着じゃないから」



「……………くぅぅぅ！！！好き！！」



「まあ、しげのパンツやもんな」



何このカオスな状況。



今のうちにAちゃんさらうか。うん、そうしよ。



〆．

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