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M:決意 ページ11
翔さんを俺のとこに連れてきてしまった。
そこにちょっと罪悪感。
俺は、月曜日と火曜日だけその『なかよし』っていう適応指導教室に通って、あとの日は学校に行っている。
まぁ、行くといってもいわゆる別室登校で教室には上がれない。
どうしても、他人の目が怖くて。
けど、最近担任に言われたんだ。
「松本くんの志望している学校は内申がちょっと足りないね。」
「…え、どう、すれば…」
「そうね、もうそろそろ、教室に上がってみない？」
教室に行って、授業を受けることによって内申が上がるんだって。
本当か、嘘か。
それは分からないけど…
「潤くん？どしたの、ボーッとして。」
和の声に驚く。
「え？あ、あぁ。」
意識がこっちに戻ってくると、またスマホ。
……よし、決めた。
『俺、教室に行ってみる。』
そう、グループトークに送った。
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作者名：美紀 x他1人 | 作成日時：2017年2月13日 22時
