Don't need to …

39 涼太side ページ41

3月6日 23時50分









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「もちろん、二人で。」



普段の俺なら

こんな言葉死んでも言えないはず。






なのに、そんなことを言ってしまったのは



次会ったら絶対渡そうと決めて

ずっとポケットに入れてたその紙を。

受け取ったときの君が可愛すぎたから。








だけど、やっぱり照れて君の顔も見れない。

背中を向けて。

精一杯カッコつけて。








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＿＿ﾊﾞﾀﾝ


玄関のドアがしまったとき。





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目の前には

にやにやしているメンバーたち。









「「「もちろん、二人で。」」」









なんて、ふざけて言って



「えー。二人なの涼太くーん。俺達は？邪魔って？」


「やば。涼太、よくやるね。」


「やっぱ、やることが違うわ(笑)」


「本気じゃん。…顔赤すぎだから。」






好き勝手に俺を茶化す。






.







.







コレ、Aさんに聞かれてたらどうしよ。







「うるさいからっ」



言葉ではそういうのに

口元は完全に緩んでいて。






目に浮かぶのは、嬉しそうに頬を染めたAさん。









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＿やばい、相当。好きかも。

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