蒼剣【創作】4 (ページ6)

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歌う事はもうないページ6

此処は、何処だろう
「…」
鏡を見る、青い長髪赤い目
絵に描いたような整った顔
「…起きたか」
アレフが申し訳なさそうに
「おはよう」
私は少し遅い目覚めだったのだろう
「すまなかった…」
「謝るために私が起きるの待ってたの？」
「あぁ…」
「ごめん、ここは何処？」
「アヴァロンだ…あの後ルカさんが運んでくれた」
悪かった…と言っていたとアレフずてに聞いた
そっかと私は笑ってみせる
「クドは…？」
怒っていたから謝らなければ…
「クドさんは今シルヴァに付いてる」
「シルヴァに何かあったの…？」
「何も無い、元気だよ。おまえだけだ一週間も寝ていたのは」
一週間…？
そんなに寝たのか私は
「そっかぁ、じゃあ少し歩かないとね、」
「待っ…」
そう言って体をベットから起こそうとした瞬間
床に倒れる
「…？」
訳が分からなかった足は両方ある。
動かない…
「ね、ねぇ…立てないの、手を貸して。」
「手を貸したところで…お前は歩けない」
「何で…？自分の足なんだよ…？」
「魔剣が定着するまで…歩けないんだ」
「定着ってどの程度まで？何分かかる？」
「2年…だ、それまではアヴァロンにいよう」
2年は長いだろう…
「そっか…じゃあ、アレフはずっと私の傍に居てくれるのね…？」
「あぁ、お前が許してくれるなら」
「許すも何も私怒ってないんだけど～」
む、そうか。とアレフは笑う
私は安心した様にアレフに身を任せた