蒼剣【創作】4 (ページ32)

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信じていいの？ページ32

「待ってください、リヴァ…」
盗み聞きしてたシルヴァ…
「…Ein(アイン)」
初期魔法を呟くリヴァ
「っ！！」
イグニスがシルヴァに突進して突き飛ばす
「…イグニス、邪魔しないで」
リヴァの目に光は無い
「だからといって奪って良いものなどないであろうが！」
先程までシルヴァが立っていた壁が何かに裂かれたように跡を残している…
「私のために死んでくれる？」
「ええ、喜んで…」
「ありがとう、じゃあ私の為に生きて？」
「それは…嫌だ…嫌です、無理ですだって…僕には貴女しか…」
じゃあ、せめて…その呪いを持っていこう…
「悪い、それは許せない」

時が戻る、

「本当に…都合が悪い、なんで何度も繰り返す？俺が悪いのか…？」
アレフが大剣を強く握る…大剣は黒い何かを吸い取っていく…あれは時間だ。この世を構築している時間、今まで過ごした記憶…
何が許せない？それはリヴァの死とシルヴァの悲願を叶えること…
それと…

竜の力の継承…

「今まで知らぬ存ぜぬ決め込んでた…てめぇがトリガーかよ…アレフ」
クドが呟く…
「あぁ、すんません、クドさん…変えられたくないことがあったもんで…」
「はっ、すげぇ演技力、騙されちまったよ…つーことは俺の事も忘れてないわけだ…」
「えぇ、勿論、ちゃんと記憶してますよ、アヴァロンの人間が関わってきた時は流石に不味いと思いましたしね…まぁ、次の世界でも貴方はこのことを覚えていないんですから｣
「だろうな…全く、面倒なことだな。次の俺に期待～」
クドが笑う、
「悪い、次は護ってやるから、リヴァ…」