蒼剣【創作】4 (ページ21)

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実験ページ21

「言い方を改めて欲しいな、東魔王…」
シルヴァがリヴァに
「どういう事です？」
武器を展開していたリヴァはシルヴァに
「西魔王は人間を薬の実験体にする…主に男を…」
うわぁ、どんな薬なのか僕気になります～…と思ったが黙っておこう
「東魔王の娘でも良いがな」
薬の耐性ありそう…
「自分にでも投与しとけよ…人を巻き込むな」
ルカがマジギレしてます
「お疲れ、シルヴァもう帰って休みな～」
ルカはシルヴァに手を振るとシルヴァとリヴァを自宅に転移させる

「さて！先程の続きを～…あれ？」
リヴァがぐったりしてる
「ごめん、後にして…今、凄い疲れてる…から」
取り敢えずリヴァをベッドに寝かせて
「何で僕触っても平気なんですか？」
そういえば、と思った
「説明…後でもいい？」
「はい…」
ぼーっと空をみる、もう暗い空に星が輝いている
赤い星、青い星…
あの時、僕は死ぬのだと感じていた
でも、生きている彼女と共にいる
失ったものは沢山あるが、手に入れたものも沢山あった…
僕は人間だから、君より先に死んでしまうんだ
「ずっとそばにいたいなぁ、リヴァ｣
不意に漏れた言葉は空に消えていく
ふふっとリヴァが笑う
「大人になったね」
どういう事だろうか
「どういう事でしょうか…？」
あぁ、また逃げられた…リヴァは寝息を立てて寝てしまった