元星柱は大罪人【七つの大罪】【鬼滅の刃】

十七番星 ページ21

＿＿＿夜




＜豚の帽子＞亭はとても騒がし……賑わっていた。


私達(主にメリオダスだが)のお陰で無事解決した為、村人からは感謝され、店はバーニャ村の人達で溢れかえっている。





『こんなに忙しいとは…エリザベス、初仕事だが大丈夫か？』


ｴﾘｻﾞﾍﾞｽ「Aもいるし大丈夫だと思うけど…私に上手くできるでしょうか？
こういう事をするのは初めてなので、ドキドキ…してます…」


ﾒﾘｵﾀﾞｽ「そーかそーか初めてか。
……もっかい言ってみ、もっかい！」


ﾎｰｸ「何に興奮してんだテメーは」





いや確かにエリザベスのような美人＆スタイル抜群の女性が言ったらそう聞こえないこともない。だがメリオダスはほんっっとーに呆れるほど変態だ。
…何を考えてるかは読めないが。





『ま、何かあったら聞いてくれ。私が助ける』


ｴﾘｻﾞﾍﾞｽ「かっこいい……えぇ！」


ﾎｰｸ「Aちゃんてそこら辺の男よりイケメンだよな」





私達は接客をしつつ、情報も集めなければならない。《七つの大罪》、そして聖騎士についての情報が必要。


今日は気にしなくていいと言われたが、それなりに話は耳にするだろうし、やれるだけの事は全うしよう。






＿＿＿十分後




ｴﾘｻﾞﾍﾞｽ「すっ、すみません！！」


「いいよいいよ、大丈夫！」


ｴﾘｻﾞﾍﾞｽ「ただいま片付けますので！！」





初めてという事で仕方が無いが、先程から失敗続き。皿をひっくり返りして謝っている。

……あ





ｴﾘｻﾞﾍﾞｽ「きゃっ…！」


『おっと、』


ｴﾘｻﾞﾍﾞｽ「A…！あ、ありがとうっ」


『いーえ。無理するなよ？』


ｴﾘｻﾞﾍﾞｽ「えぇ。
……あっ、ごめんなさい！ごめんなさい！！」




また転びそうになったところを、私が彼女を引っ張りそれを回避した。

しかし、料理はお客様にかかってしまい、申し訳なさそうにまた謝る彼女。お客様は怒らずに大丈夫だと笑いかけてくれている。




失敗が続き、流石に心が折れそうになるのだろう。先程からエリザベスの表情が優れない。
私はお盆をカウンターに置いて、皿を片付け終えたエリザベスの元へ向かった。

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