十六番星【バーニャ村編】 ページ20
___バーニャ村
『最ッ低だなお前ら。母親の腹ん中に倫理観置いてきたのかよ。善悪の区別くらいそこにいる餓鬼共でも分かるぞ?
……メリオダス、聖騎士の剣とやらを貸してくれ』
メリオダス「いーけどよ…思ったより口悪いんだなお前」
エリザベス「Aっ、そんな言葉口にしちゃダメよ!」
メリオダスとエリザベスにそう注意され、ちょっと心に刺さる。前にも言ったが、口が悪いのは自覚済みだ。
『う…悪かった。
だが、此奴らはぶちのめす』
エリザベス「もう、Aったら…」
ホーク「こりゃあ相当怒ってんな」
情報収集を目的として立ち寄った此処は、バーニャエールで有名なバーニャ村。
私達が立ち寄ったのは丁度、聖騎士に酷い仕打ちをされていたその時だった。
その聖騎士が村に突き立てた、魔力のかかっていた剣をメリオダスはいとも簡単に引き抜いた。それがつい先程。
『なぁ、貴様ら』
「「ヒッ…!」」
二人の騎士団の奴らに微笑みながら近づくと、座り込んで後ろへ下がっていく。
悪いが私は今、虫の居所が悪いんだ。覚悟しろ。
『取り立てを十倍二十倍にするだの…安酒で見物だの……。
働く人達の偉大さを知らない野郎共、その偉大なる聖騎士サマとやらに伝えとけ』
______ビュンッ!!
「「ヒッ…!」」
私は聖騎士の剣を彼らにぶん投げた。
剣はまだ聖騎士の魔力が残っているのか、雷を纏って彼らの頬を掠め、また地面へ刺さる。
二人はヒュッと喉を鳴らして互いの顔を見合った。
『お前らがしっかりしてないから下っ端もこうなるんだよ、上に立つっつー自覚を持て。どんな状況であれ、人を傷つけんのが聖騎士の仕事なのか…ってな。
……ほら、さっさと帰れ』
剣をスッと抜いて渡す。
もう二度と来るなよ、という念を込めて。
・
・
メリオダス「なぁA、お前さ…」
『何だ?口が悪い事なら、もう自覚済みだが』
メリオダス「いや、やっぱなんでもねぇ。
……つーか自覚してんなら直せばいいのに」
『よく言われるが、そう簡単に出来るものではない』
メリオダス「へー」
『興味なさげだな』
・
メリオダス(自分から刺したとはいえ、聖騎士の剣引き抜きやがった…。
こりゃあ、
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奥山乃愛(プロフ) - ミルクレープさん» 分かりました!無理せずに頑張ってくださいね! (2022年12月5日 6時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - 奥山乃愛さん» コメントありがとうございます!!全キャラ…作者自身の書きやすさにもよりますが、なるべく多くのキャラに愛されるようにしてみます!!完結までいけば全員分落ち書く予定です!更新頑張ります🔥 (2022年12月4日 22時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します!出来たら全員のキャラ(敵にも)に愛されたいです!(恋愛的に)あと出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです!無理せずに頑張ってくださいね! (2022年12月4日 20時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - あれ…?あれれれれ??高評価が100票!!ありがとうございます😭✨ (2021年10月3日 15時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - ミルクレープさん» 了解しました! (2021年8月22日 19時) (レス) id: d1cecbd3a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルクレープ | 作成日時:2021年2月20日 18時