元星柱は大罪人【七つの大罪】【鬼滅の刃】

九番星 ページ13

「開けろ！村人から報告があった！！

我々は麓に駐留する聖騎士様配下の騎士団！《七つの大罪》とおぼしき錆の騎士を捕らえに来た！！」






騎士団の声が外から聞こえる。



狙われているのはこの少女。

もしメリオダスが本当に《七つの大罪》団長なら、それを探しているというこの少女を放ってはおかないはず。




どちらにせよ、この娘のことは守るつもりだ。

彼女の方を見ると、捕まると思っているのか少し震えていた。安心させる為、私は彼女の手を取る。






『安心しろ、キミは私が---私達が守る。
怖がることは無い。気を落ち着かせよう』


「A様…」




にしても騎士団の奴らはガタガタ五月蝿いな、出てこい出てこいと…。
そんな声にメリオダスが扉を開けて対応した。




「錆の騎士は何処にいる？其奴を出せ！」






出てきたのは銀髪少女…ではなく、鎧を纏ったホーク。

あーあ、騎士団の奴ら怒ってるじゃないか。何故乗り切れると思ったんだ。





『キミ、今すぐ裏から出るんだ。

騎士団は彼奴らが引き付ける。
絶対にバレないようにして此処から離れろ。後で必ず追いつく、無事でいてくれよ』


「はっ、はい！」




彼女は裏の扉から外へ出た。
それと同時に、騎士団の男がメリオダスの胸ぐらを掴み上げる。






「あっ！アリオーニさん、裏から女が逃げました！！」


ｱﾘｵｰﾆ「何！？恐らくその女が錆の騎士…追え！！」


「「おお！！」」





だが、そこまで上手くいくはずもなく。
逃げ出したのに気づいた騎士団は、一斉に彼女を捕らえようと追いかける。




『か弱い女性を寄ってたかって…酷いモンだな。
私達も行こう』


ﾎｰｸ「おう！俺様の突進技見てろよ！！」



彼女を助けるべく、ホークを先頭に私達は駆け出した。

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