十番星 ページ14
アリオーニ「捕らえろーッ!!」
私達の前を走る騎士団、人数は五人。
後からツイーゴという奴が合流するらしい。
戦いともなれば面倒だ。かといって負ける気はしないが…メリオダスが持っているのは刃折れの剣。私は武器すら持っていない。
厄介事になる前に終わらせたい。
『お、』
ホークが突っ込んでいった。
此奴らはたいして足が速くない。速いのなら早々に彼女を捕まえているはずだし。
此処の先に何があるかは知らないが、とりあえず彼女の保護が先決。私は木を伝って先に進み、彼女を引き上げて木に着地した。
「あ…、ありがとうございます!」
『いや…あまり引き付けられず、無理をさせてしまいすまない。騎士団からよく逃げ切ってくれた』
そう言うと目を輝かせて笑ってくれる。
笑顔が眩しい。心が洗われるようだ。
メリオダス「おーい、無事かー?」
『鳴呼、大丈夫だ』
後から来たメリオダスと、残飯二倍の為に活躍したホークと合流する。
木から降りて手を離すと、《七つの大罪》を追う理由を話してくれた。
「先日…聖騎士たちの
彼らは戦を始めるため、王国と周辺の町・村から人々を強制連行しています。
……直にこの辺りにも影響が及んでくるでしょう」
何が聖騎士だ。弱い者を守れる力を、傷つける為に使うなど言語道断。
この少女も、それが許せないのだ。
「唯一、聖騎士たちを止める希望があるとすれば、《七つの大罪》だけなんです!!」
__《七つの大罪》
七匹の獣の
彼らは今から十年前、王国転覆を謀った疑いで王国全聖騎士から総攻撃を受けて散り散りになった__。
『そんな騎士団の者達が再集結すれば、聖騎士を止められると』
「はい」
彼女の話は最もだ。
しかし、手配書は毎年更新されているようだが生死不明、行方不明、正確な人相不明。そんな中捜して回るのは無茶だ。
『………誰か来るぞ』
大きな気配。
さっきの騎士団の奴らよりかは強いようだ。恐らく話していたツイーゴだろう。
私とメリオダスは戦闘態勢をとる。
そして人影が見えた瞬間、
____ズッ,ズズ,,ドゴッドドドド…
私たちの立っている地面が、崩れ落ちた。
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奥山乃愛(プロフ) - ミルクレープさん» 分かりました!無理せずに頑張ってくださいね! (2022年12月5日 6時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - 奥山乃愛さん» コメントありがとうございます!!全キャラ…作者自身の書きやすさにもよりますが、なるべく多くのキャラに愛されるようにしてみます!!完結までいけば全員分落ち書く予定です!更新頑張ります🔥 (2022年12月4日 22時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します!出来たら全員のキャラ(敵にも)に愛されたいです!(恋愛的に)あと出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです!無理せずに頑張ってくださいね! (2022年12月4日 20時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - あれ…?あれれれれ??高評価が100票!!ありがとうございます😭✨ (2021年10月3日 15時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - ミルクレープさん» 了解しました! (2021年8月22日 19時) (レス) id: d1cecbd3a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルクレープ | 作成日時:2021年2月20日 18時