五十三番星 ページ9
ﾒﾘｵﾀﾞｽ「ありがとな、二人共」
『王女様に心配かけるなんて、なってないんじゃねーの？』
聖騎士をぶっ飛ばし、横たわっていたエリザベスを抱き抱えると、彼奴が戻ってきた。
虫女はディアンヌ殿に潰されている。やはり虫は潰される運命なのだ。
メリオダスの奴はへらりとして帰ってきたので、とことん悪態をついてやる。
ﾒﾘｵﾀﾞｽ「悪ぃ悪ぃ。
…後は任せろ！」
『そのつもりだ。頼んだぞ団長』
おう！と言って聖騎士の方を見据えるメリオダス。すると後ろから、潰れた虫女を持ったディアンヌ殿が現れる。怪我はないようだ。
ﾒﾘｵﾀﾞｽ「……お前の覚悟、受け止めたからな」
・
ﾃﾞｨｱﾝﾇ「王女さん、怪我してるね。町に連れて行かないと…」
ディアンヌ殿が屈み込んで私達の方へ来る。エリザベスはダメージが相当大きいようだ。
ｴﾘｻﾞﾍﾞｽ「待って、ください……。
私も連れて行ってください…私も、メリオダス様と共に…バン様の……元に…」
『そうは言っても、』
ｴﾘｻﾞﾍﾞｽ「約束したんです、王国と人々を守る為に戦い続けると……」
怪我をしてでも約束を守ろうをする。エリザベスらしいと言えばそうだが…。
ﾃﾞｨｱﾝﾇ「残念だけど無理だよ」
ｴﾘｻﾞﾍﾞｽ「ディアンヌ様……」
ﾃﾞｨｱﾝﾇ「これから向かうのは、敵が待ち構えてるバステ監獄だよ？そんな体で行っても何も出来ない」
その言葉にエリザベスが顔を歪める。
だが此処は戦場。ディアンヌ殿の言うことは正しい。
ｴﾘｻﾞﾍﾞｽ「そうですよね…。
確かに私には力がありません…聖騎士と渡り合うことも戦うことも出来ません。
…………でも。
それでも、メリオダス様と……皆さんと、歩んで行こうと決めたんです。約束を果たすために…」
強く決意したような瞳で、ディアンヌ殿を見るエリザベス。そんな目を見て、ディアンヌ殿はエリザベスも同行する事を了承した。
ディアンヌ殿はバステの兵士を潰した虫女を見せて脅し、バン殿の居場所を聞きに行く。流石にアレを出されたら嘘はつかない。
その間に、私はエリザベスをそっとリュックに入れた。
『強さは肉体に対してのみ使う言葉じゃない。
…お前は強いな、エリザベス』
眠りについたエリザベスに向かって、そう言葉をかけた。
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マイマイマイキー - とても面白くて、今七つの大罪と鬼滅の刃にはまっていたので探してたんですよ！嬉しい！ありがとうございます！何か思う事があればこの作品を見て息抜きさせてもらってます！ありがとう！ (2021年8月5日 11時) (
レス) id: ce7ca8cbb8 (このIDを非表示/違反報告)
カピバラの神!!(プロフ) - とても楽しみに待たせてもらいます!! (2021年7月24日 19時) (レス) id: aca1894eb0 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - カピバラの神!!さん» やーーーっと返して貰えました！部活の県大会終わったので！これからじゃんじゃん更新していきます！お楽しみに！！ (2021年7月24日 15時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
カピバラの神!!(プロフ) - はやく返してもらえるといいですね。枕をぬらしながら待ってます!! (2021年7月23日 20時) (レス) id: 3901f881a5 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - メリエリさん» まじですか！！ありがとうございます！超嬉しいです、頑張ります！！ (2021年7月23日 14時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルクレープ | 作成日時：2021年5月30日 14時
