五十七番星 ページ13
沢山の料理やお酒が振る舞われ、その場は大盛り上がり。
メリオダスと一緒に居ては食せない様な、美味しそうな料理が多い。このポテトサラダとやらは味付けもちょうど良くて好きだ。
ﾊﾞﾝ「なぁA〜、お前も飲めよ♪」
『絡み酒か…何時でも何処でも面倒な奴だな』
私と肩を組もうとするバンの腕を、サラダを食べながら避ける。すると、面倒になったのかホークに乗り始めた。気分屋…。
ﾎｰｸ「Aちゃん！んな事言ってねぇで助けてくれよ！！」
『頑張れホーク師匠』
ﾎｰｸ「見捨てないでくれぇえ！」
これが原因か知らんが、バンはホークの事を師匠と呼び始めた。仲良きことは美しきかな……。
ﾀﾞﾅ「そのサラダ、気に入ってくれたかな？
…亡くなった妻のレシピを見て作ったんだ」
『通りで優しい味だと思ったよ』
いつの間にか隣に来ていた先生。
私の返答に目を見開き、それから優しく微笑んだ。
ﾀﾞﾅ「色々とすまなかったな」
『別に。悪いのは聖騎士ですから。
…とでも言うと思ったか。
大切な娘を人質に取られて、ああする他無かったのは分かる。だが、一度大切な人を失った事があるなら……分かるだろう』
結果こうなったから良かったが。
また一口、サラダを頬張る。
ﾀﾞﾅ「そうだな…本当に申し訳ない事をしたと思っている。
それにも関わらず、私の傷の手当てをし、大切なたった一人の家族を助けてくれた。
本当にありがとう」
君は、本当に優しい人だ。
そう言葉をかけられると照れくさくなり、別に、と言ってそっぽを向いた。
『……ただ、もう誰にも悲しい思いをさせたくなかったから。辛くなるのが嫌だったからそうした迄だ』
元気になったエリザベスを見ながらそう答えると、先生は小さく笑った。
ﾀﾞﾅ「だから君は優しいんだ。
自分じゃない、他の誰かの為に動ける。
人は危機に直面した時、本性が出るものだ。君はとても勇敢で優しいと私は思う。
何より、その想いがなければ人を助ける事は出来ない。その想いがなければ、私はもう死んでいた。
本当にありがとう」
その言葉に、私は先生を振り返った。
先生は不思議そうにしていたが、ゆっくり休んでくれと言って離れていった。
人の想いは不滅なんだよ。
お館様の言葉が、私の中に響いた。
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マイマイマイキー - とても面白くて、今七つの大罪と鬼滅の刃にはまっていたので探してたんですよ！嬉しい！ありがとうございます！何か思う事があればこの作品を見て息抜きさせてもらってます！ありがとう！ (2021年8月5日 11時) (
レス) id: ce7ca8cbb8 (このIDを非表示/違反報告)
カピバラの神!!(プロフ) - とても楽しみに待たせてもらいます!! (2021年7月24日 19時) (レス) id: aca1894eb0 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - カピバラの神!!さん» やーーーっと返して貰えました！部活の県大会終わったので！これからじゃんじゃん更新していきます！お楽しみに！！ (2021年7月24日 15時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
カピバラの神!!(プロフ) - はやく返してもらえるといいですね。枕をぬらしながら待ってます!! (2021年7月23日 20時) (レス) id: 3901f881a5 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - メリエリさん» まじですか！！ありがとうございます！超嬉しいです、頑張ります！！ (2021年7月23日 14時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルクレープ | 作成日時：2021年5月30日 14時
