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Revolution29 ページ30

衣更side


A「わたしね、昔から凛月のことが好きだったの。」


先ほどの会話が蘇る


A先輩は凛月のことが好き

でも今はどうかわからない

けど、凛月のことはなす先輩は


楽しそうで、

俺は悔しかった


なのに…


朔間「Aを幸せにしてあげてよ」


なんでそんなこと…



朔間「俺ね、俺なりに考えたんだけど。俺のAへの気持ちあやふやなんだ」

衣更「…」

朔間「恋愛としてじゃなくて、幼馴染として好きかもしれない。そんなまんまで接したらAがキズつく」

衣更「凛月…」

朔間「でも、まーくんは。Aのこと好き。確かな気持ち持ってるからさ」


なんで、

辛そうなんだよ


話しながら、

なんでそんな苦しそうにするんだよ


衣更「凛月、お前」

朔間「お願いします」


頭を下げる凛月を見て

俺は


衣更「…凛月、顔上げろ」


俺の言葉を聞き、

顔を上げる凛月の制服の襟首を、つかむ


衣更「ふっざけんなぁっ」

朔間「!!!」


威勢よく、叫ぶ


衣更「お前、俺の気持ち考えろよっ」

朔間「考えたじゃん!だから、Aのこと…」

A「A先輩のことは好きだ。けど、俺のことは好きになってもらえない!」

朔間「まーくんなら……好きになってもらえるって」


違うんだ

凛月


俺は悲しそうな先輩を見たくないだけ

先輩が笑顔でいられるのはお前の隣


だから、俺は





衣更「もう一度考え直せ!思ってもないことペラペラと口に出すなっ」



今まで、凛月に本気で怒ったことないだろう

初めてが、こんな形なんてな



仕方ないな

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作者名:SAKURA | 作成日時:2017年3月24日 20時

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