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Revolution21 ページ23

A「……」


自分の気持ちがわからなくなる

わたしは幼い頃から凛月のことが好き


それは記憶をなくす直前まで変わらなかった

けど、今は…


わたしが記憶をなくした時

凛月はいつも一緒にいてくれて

記憶を失くしたわたしはじょじょに惹かれていく

それは凛月も同じだった


記憶を失くしたから…

だから、凛月は恋をした

その相手は幼馴染のわたしではないことは確かだ


多分、

記憶喪失にならず

凛月と再会していれば

昔のまんまだったと思うよ


わたしばっかりが凛月のことが好き

凛月の好きは幼馴染としてだよ


このすれ違いが、

わたしの気持ちを揺るがせる


もう分かんなくなっちゃった


どうしたらいいの?

もう一度記憶を失くした方がいいの?



A「分かんないよ」


軽音部の部室を後にして

わたしは歩く

宛なんてない


どこに行くかもわからない

ただ、足が動くままに…



A「分かんないっ……つらいよ」




壁にもたれかかり、

立ち止まる






??「大丈夫か?」



背後から声がした


わたしはゆっくり振り返る

Revolution22→←○作者から○



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作者名:SAKURA | 作成日時:2017年3月24日 20時

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