五条悟はパパになる【呪術廻戦】

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子供を育て始めてから五条の朝は早い





呪術師という仕事は時間を問わない。




仕事があれば行き、なければない。




しかし呪術師は何時でも不足している




そして、あの五条悟なら尚更忙しい






そのため自分の睡眠を削ってまで、子供との時間を作る






まず最初は掃除に洗濯





そして、仕事で自分がいない時のご飯作り




彼自身なんでもセンス良くこなしてしまうため、料理の腕前も文句なし







「ふぅ、こんくらいか」



星はなんでも食べるが洸はとてつもない偏食家




嫌いと言ったら絶対に食べないのだ。





「あ、もうこんな時間か」






「おーい、起きて」



子供用ベッドの上にはふたつの寝顔






これを見るのも五条の癒しのひとつだった





「んぅー」


「おはよぅ。ぱぁぱ」



「おはよう〜！星！今日も可愛いね！」




そう言いながら寝起きの息子の頬にスリスリする


「ん」


「はよ。」



歳の割に大人びているのか、単に五条が嫌いなのか、洸は五条に対しいつも冷たい。




「もー。おはよう、パパでしょ？」



「うっちゃい」



まだ幼いため呂律が回っていないため可愛く聞こえるが




「…パパ泣いちゃうよ？」





洸の前で泣き真似をする五条





「ぱぁぱ、泣いちゃめ！」



優しい星は五条の頭に手を置きなでなでする




「ううーん。やっぱり星だけだよ…僕に優しくしてくれるのは」



このやり取りが朝の恒例行事になりつつある。







「じゃあ起きたら顔洗って歯を磨こう」





「あい！」

「ん」



2人が身支度をするにはまだ人の手が必要なため一つ一つ五条がサポートしていく






「この味嫌い」



本当に不味そうな顔をする洸




「そんな事言わないで、しっかり磨いて」


「虫歯になるとそれはそれは怖いんだよ？」




全くそっくりな顔で対抗する五条





それを気にしないで歯を磨き続ける星は



1番大人かもしれない






「飲み込んじゃダメだからね」



「よーし、よく出来ました！」





ようやく歯磨きなどを終えた2人は朝ごはんに向かう






「今日もパパはお仕事だから、パパがいない間いい子にしてるんだよ？」



「うん！！」


「わーた」



口の周りに食べ物をつけながらご飯を食べる2人




それを見ながらコーヒーを飲む




「今日も平和だな…」

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