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「「「はじめましてっす!」」」



みんなお揃いの黒い服を着て



私の目の前に並ぶ




『えっと、、お名前は』


『三ツ谷隆くん、林田春樹くん、羽宮一虎、くん…?』



「はいっ!!」


『こちらこそ、はじめまして』



圭くんに、堅くん、万次郎は今までおなじみメンバーだったけど、3人も増えたんだ。



そっか。






「Aさんっ、あのっ」




眉毛に切り込みがはいってる白髪くん



綺麗な顔してるな





「そのっ…」



切れ長で真っ白



「そんな見つめないでくださいっ」



ほんのり色づく頬がまだあどけなさを感じさせる



『ごめんね』


『えっと、三ツ谷くん?』


「うっす」



『下の名前は隆くんか。』


「うっっす!」



『じゃあ、隆くん。よろしくね』


万次郎と同い年の見た目だけ少し背伸びしてる子



でも話せば、年相応な感じがなんか、可愛い




「うっす!」



他の二人の子は少し強そうな感じというか



まあ、隆くんもそうか



こっちに寄ってこない




私嫌われてるのかな?





『ねぇ、万次郎』



『私帰ってもいい?』





みんなで楽しそうに話してるから私いる意味ある?なんて思ったり




「嫌だ!」



『いや、みんなで盛り上がってるんだから私居なくても良くない?』


「オレがAと帰りたい」


『いやひとりで帰んなよ』


「やだやだやだやだ」



『知らない、私用事あるから』


「その用事大切なのかよ!」

『いや、いきなり呼び出したのはそっちでしょ』

『元々入ってた用事だから』





そう言って帰ろうとすれば万次郎がぽつりと呟く



「どうせ兄貴のとこだろ」



後ろを振り向けば、今にも目から溢れ出しそうな涙




『それだったら、なに?』




これ以上、君の想いを知るのは嫌なの




前から知ってたその気持ち




「なんでもねえ…」



「行けよ」



「行けよっ!!!」




言葉とは裏腹に、ドバドバと溢れ出る感情を読み取ってしまう



嫌なほど肌に感じて



とめどなく溢れる




私のお兄さんへの気持ちと


万次郎の私への気持ち









分かるよ






でも、分からないの








私の瞳は一点を捕える






絶対に、







私が

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キャンディー(プロフ) - 綺羅さん» 私も真一郎推しなので、この作品を作っちゃいました笑笑 (2021年11月24日 21時) (レス) id: 2c0233fc7b (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - 真一郎推しからしたら最高すぎる!!!! (2021年11月21日 12時) (レス) @page28 id: 1c40c756d3 (このIDを非表示/違反報告)
キャンディー(プロフ) - ご指摘ありがとうございます! (2021年8月12日 20時) (レス) id: caaf428f68 (このIDを非表示/違反報告)
マリー(プロフ) - 1ページ目の消毒液を付けるところ、あんのていではなく、あんのじょう(案の定)だと思います!要らぬ指摘だったら一々細かくてすみません…。 (2021年8月12日 19時) (レス) id: 44f2d9f658 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヤマタノ | 作成日時:2021年8月11日 21時

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