2 ページ9
｢こいつが、毛利蘭｣
新しいピカピカのランドセルと共にAの元へ
『初めまして。新一のお友達よね』
｢はっはい！！｣
キラキラしたものを見るような目でAを見つめる蘭
｢はじめまして、もうりらんです！｣
『可愛いね…』
その眩しい笑顔にAは撃ち抜かれた顔をする
『新一、よく捕まえたね』
『これで未来は安心だ』
『新一を末永く、いや一生よろしく頼むね！』
よく分からないことを言い始める。
｢何が捕まえただよ｣
『いやぁ、嬉しいね』
｢話聞けよ｣
『でも、本当に安心した』
蘭と俺を交互に見つめる
『新一、周りよりも口が回るし、偉そうなこと言うけど』
『仲良くしてね』
周りの子より少し背伸びしてるから、新一に友達ができるか心配だったの、なんて言うもんだから少し腹が立つ
｢はい！なかよくします！｣
｢ったく、俺だって友達の1人や２人できるわ｣
ジト目で見つめれば少し困ったように笑う
『だって、新一はずっと私と一緒にいたからさ』
『私とばっかり遊んでて』
『ほら、同い年の子と遊ぶのとは訳が違うじゃん？』
『だから、良かったなぁって』
ね？と俺に同意を求めるように優しくふんわりと笑う
｢そうかよ｣
｢Aおねえさんキレイ！｣
『そんな、、蘭ちゃんの方が可愛いよ』
本当に嬉しそうにするから、合わせてよかったと心の中でほっとする
｢ねね、おねえさんってなにかとくいなものたくさんあるんでしょ？｣
『得意なものがたくさんか、どうして？』
｢しんいちがね！Aおねえさんはなんでもできるんだってずっーとらんにはなしてくるから｣
顔全体に熱が回るのが分かる
｢っおい！｣
『へー、新一がずっーーと話してくるのかあ』
悪い顔をしている
悪代官のように
｢ま、ときどき｣
｢しんいち！うそついちゃだめだよ！｣
｢Aおねえさん、あのね、しんいちはまいにちAおねえさんのことはなしてるの！｣
｢だから、すっごいおねさんにあうのたのしみだったの！｣
『もー、お姉ちゃん嬉しくなっちゃう』
俺といる時より幾分楽しそうにキラキラとしている
まあ、はたから見たらあまり表情は動いていないけど
やっぱり、同性の方が盛り上がるのだろうか
『新一、かまって欲しいの？』
急に耳元に口が近づいてきたと思えば言われる
｢ばっ！バッキャロー！｣
｢んなこと、｣
否定できない
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 633人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あまね(プロフ) - 更新しない.ですって？！ (1月12日 2時) (
レス) @page50 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
セレナ(プロフ) - 娘と一緒に小説を拝読させていただきました。 (2022年6月21日 8時) (レス) id: 042df472d9 (このIDを非表示/違反報告)
セレナ(プロフ) - 私事なのですが普段娘は、小説などを読んでも意思表示がなく途方に暮れてました。なので娘が泣いたり、ドキドキする小説に巡り合えてすごくうれしく思っております。 (2022年6月21日 8時) (レス) id: 042df472d9 (このIDを非表示/違反報告)
セレナ(プロフ) - 私も、日常的に、小説を書くのですが、なかなかうまくいかないのとアンチが多く落ち込む時がありますが、作者様の小説を拝見させて頂き凄く元気を頂いております (2022年6月21日 8時) (レス) id: 042df472d9 (このIDを非表示/違反報告)
セレナ(プロフ) - 最後になりますが、お体には気を付け更新頑張って下さい。心から応援しております。こんなながながとした文章申し訳ありません。では失礼致します (2022年6月21日 8時) (レス) id: 042df472d9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヤマタノ | 作成日時：2022年4月23日 8時
