ホグワーツの入学式 ページ17
××
ハグリッドは暗い表情で歩き出した。
ハグリッドの変化にハーマイオニーも気づいたのかどうしたのかしら、と首を傾げた。
「さぁ……」
シェリーは知らない振りをして、ハグリッドのランプの光につき従う。きっと彼は私のことを思い出していたんだわ。嘗て、シェリーがハグリッドにしたことは決して許されないことだ。あの事件、そしてヘル・アドラーという女はハグリッドの中で、深いトラウマとして刻み込まれているだろう。それでいい。許してもらおうなんて甘いことは、初めから思ってない。
「みんな、いるか？おまえさん、ちゃんとヒキガエル持っとるな？」
皆は石段を登り、巨大な樫の木の扉の前に集まった。ハグリッドは大きな拳を振り上げ、城の扉を三回叩いた。
ここから、すべてが始まる。
*****
扉が開くと、エメラルド色のローブを着た背の高い魔女が現れた。高潔で気高い魔女、ミネルバ・マクゴナガル。マクゴナガルは新入生達の顔を見回す。顔には出さないだけで彼女もまた、新入生を歓迎しているのだ。
新入生の顔は皆、これから起こることが楽しみでキラキラと輝いている。マクゴナガルは子供たちのその表情を見るのが好きだった。そんな中、ひとりだけ、怖張った顔をしている少女がいた。緊張している生徒も珍しくはない。しかし、マクゴナガルが気になったのはその点ではなく、少女の異質ともいえる容姿と、雰囲気だった。
「マクゴナガル教授……？マクゴナガル教授、イッチ年生のみなさんです」
「あ、あぁ……えぇ。ご苦労様、ハグリッド、ここからは私が預かりましょう」
そう、きっと何かの勘違いだと自分に言い聞かせ、少女から視線を離した。
***
マクゴナガル教授がいまいち分からない……
1925年頃にお生まれになったらしいんですけど、そうなるとトム・リドルと殆ど歳が変わらないはずなんですよね。けれど、まだマクゴナガル先生が産まれてないはずのファンタビで若い頃のマクゴナガル先生が登場したので余計に混乱することになりました。リドルやヘルと同じホグワーツ生にしようか、それともリドル世代の時には既に教師をやっていたことにしようか、どちらにしようかめちゃくちゃ迷ってます……(苦笑)
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好き - めっちゃ面白いです！！質問ですが、クララさんは「リミット」の主人公という解釈であっていますか？ (9月11日 22時) (
レス) @page50 id: 7b1f7a885b (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ(プロフ) - すみません。アドラーというのは本作に出てきますでしょうか。調べても出てこなくて… (8月24日 9時) (レス) @page49 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
本都 - 失礼します。クララの子供はレギュラスの子供でしょうか (2021年8月15日 13時) (レス) id: 7aa513530e (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 柊あんずさん» どんな更新速度でも完結まで追い続けます！応援してます！ (2020年10月24日 0時) (レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
柊あんず(プロフ) - mikittyさん» コメントありがとうございます〜！今までが遅すぎたんですよ…だってこれ連載したの2018年ですからね…申し訳ない…これからも応援よろしくお願いいたします…！ (2020年10月23日 21時) (レス) id: 30d83766f8 (このIDを非表示/違反報告)
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