Re:ウィーズリー家の居候少女【賢者の石-Part１】 (ページ9)

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#06:ウィーズリー家の双子ページ9

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本を半分ほど読み終えた頃
コンパートメントの扉が勢いよく開いた

｢はぁー、疲れた･･･｣

出ていった頃のテンションはどこへ行ったのか。
げっそりとした表情でフレッドとジョージが戻ってきた。

｢パーシーの奴、監督生に選ばれたからって更に口煩くなりやがった･･･｣

どうやら私の予想は当たっていたようだ。

コンパートメントに入ると私を挟んで左右に座るフレッドとジョージ

そのまま頭を私の肩に乗せてくる

『重い、狭い、暑苦しい』

向かいの席は空席なのに何故わざわざ3人揃って片方に座らなければならないのだ･･･

｢僕達疲れてるんだ｣

｢だから充電｣

充電って･･･。
マグルの家電製品じゃないんだから･･･

『はぁ、ちょっとの間だけだからね』

小さくため息をついてそのまま読みかけていた本へ視線を戻した

暫くすると左側に座るフレッドからスースーと小さな寝息が聞こえてきた

『フレッド寝たみたいだね』

起こさない様小さく呟けば

｢そうみたいだな｣

と、同じく小さな声でジョージが答えた

｢んん･･･｣

『ひゃ、っ、ちょ、くすぐったい』

もぞりと動くフレッドの髪が首筋に当たって思わずビクリと体が跳ねる

それを見ていたジョージは顔をムッとさせた。

｢･･･なんかズルい。｣

『へ？』

ジョージはそう言うと私の首筋に顔を埋めた

『ちょ、ジョージ！？』

ぐりぐりと頭を動かすジョージの髪が首筋や耳に当たってくすぐったい

『わっ、ちょっと、ジョージ！ストップ！』

｢んー？｣

“んー？”じゃなくて･･･

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