Re:ウィーズリー家の居候少女【賢者の石-Part１】 (ページ4)

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#01:始まる物語ページ4

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PPPP...PPPP...

カーテンの隙間から漏れる光に目を細めながら
頭上に置かれた時計に手を伸ばす

『ん～』

ｶﾁｯと言う音とともにアラーム音がピタリと止まる

寝起きの重い身体を起こしベッドから立ち上がって
部屋のカーテンと窓を開ければ気持ちのいい朝日と風が舞い込んだ

『いよいよ今日か･･･』

すーっ、と深く息を吸い込み勢いよく吐き出す

『よし』

くるりと踵を返しクローゼットから出した
服に着替え寝癖の付いた髪を整えてから部屋を出る

トントンと軽快な音を立て階段を降りていくと
キッチンの方から美味しそうな匂いが漂ってくる。

『おはよう、モリー』

｢あら、おはようA｣

『もう朝ご飯出来そう？』

｢ええ、皆を起こしてきて貰えるかしら｣

『うん！』

｢いつも悪いわね｣

気にしないで、と声をかけ再び階段を登りみんなの部屋へと足を進めた。

既に起きていたパーシーとジニーに声をかけノックをしても返事のないロンの部屋へと足を踏み入れた。

『ロン、ロン、起きて！』

部屋に入ると予想通り眠っていたロン

｢うーん、･･･もう食べられないよ～｣

声を掛けても寝言が返ってくるだけで起きる様子はない

『全く･･･ほら、ロン！夢でご飯食べてもお腹は膨れないでしょ！起きて』

そう言って体を揺すればゆっくりと瞼が開いた

｢ん･･･A？｣

『おはよ、朝ごはん出来てるよ。』

｢うん･･･すぐ行くよ･･･｣

そう言ってまた瞼を閉じたロン

『モリーに怒られても知らないよ！』

はぁ、とひとつため息をこぼしてロンの部屋を出た

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