入学式２〜列車編〜 ページ9
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A｢結局モリー達に何も言わず
来ちゃったけど良かったのかなぁ……｣
あの後２人につきあって
車内を探検していたため
見送りに来ていたモリー達に何も言わず
気づけば列車が発車してしまった。
ﾌﾚｯﾄﾞ｢大丈夫さ｣
ｼﾞｮｰｼﾞ｢そうそう
また冬休みには会えるんだから｣
気にする私とは対照的に
全く気にしていない様子の２人。
まぁそれもそうか、と
私も吹っ切れることにした。
ﾌﾚｯﾄﾞ｢それにしてもホグワーツって
どんな所なんだろうな〜｣
ｼﾞｮｰｼﾞ｢ビルの話ではそれぞれの寮に
ゴーストが憑いるんだって言ってたな｣
ﾌﾚｯﾄﾞ｢あとは動く階段に……｣
ﾌﾚｼﾞｮ｢｢禁じられた森！！｣｣
A｢まさか行くつもり……？｣
ﾌﾚｯﾄﾞ｢もちろんさ！｣
ｼﾞｮｰｼﾞ｢僕達は教えてもらった時から
そのつもりだぜ？｣
A｢そっか……｣
これは困った。
禁じられた森はその名の通り
生徒の立ち入りは難く禁じられている。
理由は単純、危険だから。
森には魔法生物は勿論、
得体の知れない“なにか”がいる
今の２人の魔力では
自分の身を守ることすら難しいだろう
……入学してしばらくは
近づかないように見張っておこう。
ﾌﾚｯﾄﾞ｢にしても、どのコンパートメントも
空いてないな……｣
ｼﾞｮｰｼﾞ｢あ、あそこはどうだ？
1人だし、一緒に座らせてもらえば
いいんじゃないか？｣
A｢そうだね、もうこの先は
監督生の車両みたいだし……｣
ﾌﾚｯﾄﾞ｢見たところ
俺達と同じ一年生っぽいし…
聞いてみるか。｣
全員の意見が一致した所で
コンパートメントのドアを開ける
ﾌﾚｯﾄﾞ｢なぁ、悪いんだけど
俺達も一緒に座らせてもらってもいいか？
どこもいっぱいで座れそうに無いんだ｣
??｢あぁ、いいぜ！
１人だと寂しいと思ってたところなんだ｣
快く了承してくれたアフリカ系の
ドレッドヘアが特徴的な男の子。
ﾌﾚｯﾄﾞ｢僕はフレッド
で、こっちが双子の相棒ジョージと
その隣がAだ｣
ｼﾞｮｰｼﾞ｢よろしく！｣
A｢よろしくね！｣
??｢僕はリー、よろしく！｣
リーと名乗った少年は白い歯を見せ笑った。
なんだろう…
私達と同属の予感がする。
ﾌﾚｯﾄﾞ｢リーも今年から
ホグワーツに通うんだよな？｣
ﾘｰ｢あぁ。“も”ってことは
フレッド達もだな。｣
ﾌﾚｯﾄﾞ｢あぁ！｣
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作者名：雪華... | 作成日時：2017年1月1日 0時
