番外編！｢シリウスの気持ち｣sideシリウス ページ27
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シリウスがまだ生きていた頃のブラック邸での出来事。
sideシリウス
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俺には昔…好きな奴がいた…。
いつも隣にいた…
でも…
近くにいるはずなのに…
手を伸ばせば届きそうなのに…
あと一歩が踏み出せなかった
怖かったんだ…
今の関係を壊すのが。
A｢おーい、シリウスー？｣
ｼﾘｳｽ｢ﾊｯ！…Aか、どうした？｣
A｢どうした？じゃないでしょ。
ボーッとして。シリウスこそどうかした？｣
ｼﾘｳｽ｢い、いや…何でも無い…｣
A｢ふーん…。ま、そういう事にしといてあげる｣
そう言うと俺の座っていたソファーの隣に
腰を下ろした。
お互い特に話すこともなく
只々、視線の先で楽しそうにしているハリー達の
様子を眺めていた。
A｢…こうして見ると昔の私達みたいだね…｣
ｼﾘｳｽ｢あぁ…｣
A｢毎日ジェームズがリリーにつきまとって
殴られてたっけ…｣
ｼﾘｳｽ｢あれは本当よくやるなと思ったな…｣
A｢でも結局結婚しちゃうんだもんね。
最初の頃は思いもしなかったよ｣
少し飽きれ気味に言うAだか、
どこか楽しそうだった。
ｼﾘｳｽ｢なぁ、A…｣
A｢ん？｣
ｼﾘｳｽ｢……やっぱ何でもねぇ…｣
A｢そう？｣
ｼﾞｮｰｼﾞ｢Aー！｣
ﾌﾚｯﾄﾞ｢今から皆でゲームするんだ！｣
ｼﾞﾆｰ｢Aもやりましょう！｣
A｢え、ちょっ！！？？｣
半ば強制的に連れて行かれたA
それと入れ替わりに隣にリーマスが座った
ﾘｰﾏｽ｢本当いつまで経っても君はヘタレだね｣
聞いてたのかコイツ…
ｼﾘｳｽ｢うるせぇ…｣
視線の先では楽しそうに遊ぶA達の姿
ｼﾘｳｽ｢俺はAが幸せならそれでいい…
そう思っただけだ…｣
ﾘｰﾏｽ｢そっか…｣
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ﾘｰﾏｽ(じゃぁ、シリウスは一生独身だろうね)
ｼﾘｳｽ(んなっ！？)
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作者名：雪華... | 作成日時：2014年11月6日 22時
