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まあ、飛行機が墜落などせず無事に日本へ帰国。勿論両手にはホグワーツの荷物とお土産がある。
行きと帰りに一緒に行った職員さんはどうやら一度魔法省へ戻るようで、「じゃあ私も。」という感じで魔法省に寄りがてら、魔法処へ向かう目的地まで送ってもらった。
ぶっちゃけてしまえば、即刻家に帰りたいというのが本音だが、私はこれから魔法処で進級試験を受けねばならない。
留学に行っていたらこちらでは進級できないというのが当たり前だ。
しかし、まあなんというか…色々事情があってそれを魔法処側も察してくれて…で、なんとか進級試験を受けることが可能になったのだ。
魔法処に比べれば、ホグワーツの一年生の勉強なんて簡単だったし、あんなん初等部一年か二年のレベルじゃない？？って思ったから、課題などを除いてほぼ進級試験の勉強にまわすことができた。
まあ自画自賛だけど私は頭良いし、絶対受かるだろ。
◇
「で、どやったん？ホグワーツ魔法学校は。」
「何が世界一安全な魔法学校だよ、魔法処と比べものにもなんねぇわ！！！！かな」
なんとか、と言うほどでもなくアッサリと試験は終わった。
今現在、魔法処は冬休みなのだが、実家に帰ったら面倒くさいだとか初めての寮生活だし寮に留まりたいとかで結構生徒が残っている。
まあ本当に、魔法処ってPC室、3部屋くらいあるし便利だから帰らなくても普通に過ごせるし。
勿論、実家を手伝わなきゃいけなかったり、普通に帰る子はいるけれどどうやら私の友人達は残っていたようで、現在魔法処の談話室の一室を占拠して女子会を開催している。
「そんなに安全じゃないん？」
「うん、ハロウィンにトロールが出るでしょ、それが女子トイレまで侵入。そのトイレに一人だけ友人が取り残されていたから生徒三人だけで救出。因みに、トイレほぼ半壊。」
「それ、だいぶやばいわ。魔法処じゃ侵入してくる前に消し炭になるやん普通。」
「確かに。これはイギリス魔法界のことになるんだけど、なんか新聞にグリンゴッツ魔法銀行に強盗が侵入したとかが載ってたりはしたね」
「日本の魔法銀行は寧ろ、各位置に致死級の魔法を放つセキリュティに、守衛には高レベルの魔法動物を置いて、重要な場所などは異界にありますし、侵入者を殺す気でしかない防衛じゃないですか。」
「そうだよねぇ、治安の良ささえ日本のほうが良いと言うんだから、イギリス魔法界の安全基準どうなってんのって感じだよホント」
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