拝啓鎖国中の祖国様 . (ページ5)

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国民

　ー純粋な日本人は力の種類、力の大小は個人差があるものの全員が「何らかの神秘に通じる力」を保有している。古来からの価値観や混沌宗教故か人外に対する耐性を保持し、理解と受容性も高く混血家が新興されることも多い。
　
　海外から移住したマグルの子の場合は両親が日本に帰化していればいる程に「日本国民として何らかの力を保持している」確率が高くなる。(日本人との混血であれば更に高確率)。但し、魔法族日本人の混血でも海外産まれ・海外育ち、或いは価値観が海外基準の場合は育つ環境次第では力を保持していない場合もある。

　
魔法族
　
　ー意図的に「魔法の力」、「神秘の力」を行使出来る人間のことを指す。基本的に三代続けて魔法族を輩出すれば一応は魔法一族となるが…日本国の歴史は優に二千年を超える為に名家認定には最低でも三百年は必要。名家が集まる地域に行けば五百年は求められる(代表例としては京都)。

非魔法族
　
　ー意図的に「魔法の力」、「神秘の力」を行使することは出来ない人間のことを指す。但し、イコール「魔法の力」「神秘の力」が少ない訳では無い。意図して力を行使出来ないだけで力自体は膨大な質・量を保有している人も珍しくは無い(無意識で力を使う人は多い)。異形種混血の末裔や加護・祝福持ちも普通に居る為に「海外が認識する非魔法族(魔力0)」を見付ける方が寧ろ困難。因みに天皇家の方々は基本的に日本国内で最も有名な非魔法族枠。

非魔法族との関係

　ー日本の魔法界では非魔法族との確執は皆無に等しく、非魔法族の技術が当たり前のように使われている。これは元々日本では魔女狩りのような動きがなく、陰陽師や八百万の神の思想等の存在もあって魔法族と非魔法族の距離が他国と比べて近かったというより、同化しかけていたのが大きな要因となっている。

　現代でも非魔法族に紛れて暮らしている魔法族や魔法界を知っている非魔法族が
　少なくはないが、『魔法＝空想』という非魔法族の中で固定観念が定着している。