拝啓鎖国中の祖国様 . (ページ35)

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「へえ、ハーマイオニーは猫を飼っているのね！いいなあ……、私は今度の休み明けに連れてくるつもりなの。それまで猫の癒しがノリスちゃんしかいないの…。」

「…ノリスってもしかして、フィルチが飼ってる猫のミセス・ノリス？」

「そうだよ。フィルチさんとは猫大好き同盟を結んでるの。」

しくしくと同盟のことを伝えるとえぇ……、とドン引きされた。日本人に猫好きは多いんだぜ！？

「そんなに猫が好きなら、今度グリフィンドールに遊びに来る？他寮に行くことは禁止されていないし…、スリザリンなら喧嘩に発展しそうだけど貴方じゃ有り得ないしね。」

「本当！？ありがとうハーマイオニー！！…あ、その時にハリー・ポッターに会うことってできる？」

「ハリーが気になるの？」

「いや、そういう訳じゃなくて…。有名人みたいだしなんでか聞きたくて…。」

「え、Aもしかして、例のあの人を知らないの！？」

「…例のあの人………？うん、海外の昔の情勢には疎いかも…。」

ハーマイオニーは驚いた表情をして、『例のあの人』基『ヴォルデモート』について教えてくれた。

時間を忘れて、随分と話し込んでいた私達はもうそろそろ、次の授業ということを知って、来週の休みの日にグリフィンドールに遊びに行く約束をして別れた。

来週の休日は、ハーマイオニーに和菓子を持って行こう。

何が良いかな？草餅？大福？煎餅？

わくわく胸を躍らせて、次の授業へと向かった。