Rememory17 伝えたい言葉 ページ17
「…」
バダップの言葉が止まった
その鋭い目は、未だ円堂を睨み続けている
「大切なのは戦うことじゃない…戦う「勇気」を持っていることだろ？「勇気」があれば、未来だって変えられる！仲間と一緒にもっと強くなることだってできる！」
今度はその目を大きく見開いたバダップ
何かを考えるように数秒だけ目を瞑り、口を開いた
「俺達はお前の言う勇気を見失っていたのかもしれない…円堂守よ…未来は…俺達が進むべき未来は…」
「見つかるさ！」
「！」
強く言い切り、手を差し出した
「お前達の勇気で…きっとな！」
「…」
その手を見つめ、動きを止めていたバダップがスッと手を出した
握手が交わされようとした瞬間、上空からの強い光
たちまちオーガと雷門とで隔離されてしまった
「バダップ！？」
「…！」
慌てる円堂とは違い、バダップはこの状況が分かったらしい
さっきの円堂のように、拳で自分の軽く胸を叩いた
そして光に包まれたチームオーガは…
「…消え…た…？」
美守のマントの下から覗くその目に驚きが表れる
「ひいじいちゃん…」
その声に振り向く円堂
そして、笑顔を浮かべる
「ありがとな、カノン！」
「マモル…また君とサッカーできる日を皆で楽しみにしているよ！」
「まぁ、精々強くなっておくんだね。僕をがっかりさせないでよね」
「もう…素直じゃないなぁ…」
吹雪とヒロトが苦笑するが、完全に無視を決め込む
「それじゃあね！ひいじいちゃん！！一緒にプレイできて、俺嬉しかったよ！！」
「ああ！ 俺もだ！！」
「さよなら、ひいじいちゃん！ 」
「じゃあな！カノン！！」
今度は彼らと雷門メンバーとで 隔離される
この空間から消える寸前、美守はどうしても伝えたいことがあった
直接伝える勇気はないから、呟くだけ
今の彼には届かなくても良い
未来の彼に、届けたいから
この後、自分は彼らに立ちはだかる敵になるから
「僕…いや、私は…円堂美守は…ちゃんと生きてる…」
一度対立してしまうけど、絶対に分かり合えるから…
「守…頑張って…応援してるから…」
この時代からすればまだ未来の話になるけれど今、一番伝えたい言葉
「私を…助けてくれて…ありがとう…」
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氷風ペンギン(プロフ) - 風丸さくらさん» はい、実はまだ完結してなくてGOや風丸とのオチも考えてはあったのですが時間がなかなか無くて…また時間と文章がまとまったら投稿しますね！コメントありがとうございました！ (2014年12月4日 0時) (
レス) id: 4cecf0c3b6 (このIDを非表示/違反報告)
風丸さくら - ＧＯ編も作って欲しいのと夢主と風丸の恋の話も入れてくれたら嬉しいです！！！！ (2014年11月29日 18時) (レス) id: 05df9aa48b (このIDを非表示/違反報告)
氷風ペンギン(プロフ) - 芋姉さん♪さん» 感動していただけるなんて…ありかとうございます！忙しくてレスがやっとなのですがまた間を見つけて頑張ります！ (2013年9月29日 17時) (レス) id: 1380c7f65c (このIDを非表示/違反報告)
芋姉さん♪(プロフ) - 感動しました(/ _ ; )面白かったです♪頑張ってください！ (2013年9月27日 22時) (レス) id: d942056846 (このIDを非表示/違反報告)
氷風ペンギン(プロフ) - 星羅さん» ありがとうございます！お待たせしてすいませんでした！ (2013年5月25日 12時) (レス) id: 1380c7f65c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷風ペンギン | 作成日時：2013年1月5日 10時
