進撃！巨人中学校 (ページ4)

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ジャン編ページ4

最近俺はやたらとイライラする。
誰にイライラするかって？
エレン・イェーガーっていうチーハンやろーだよ。
なんでイライラしてんのか俺でもわかんねぇ。
今日もそうだ。給食の時、アイツが口についたソースをミカサにとってもらってたんだ。
なんかわっかんねぇ～けど腹立つなっ！！

マルコ｢ジャンっ！聞いてる？｣

ジャン｢おぉ、マルコ、わりぃ。｣

マルコ｢どうしたんだい？最近やたらとぼーっとして
るよ？？特にエレンを見て｣

エレン…名前を聞いただけで腹立つっ。
いつからだ？いつからこんなに腹が立つんだ？

そんなこと考えてぼーっとしてたら、
急に目の前から何かが飛んできた。
やばい。よけなきゃ。そう思い、動こうとしたが

ガッシャーン！！

気づいた時にはもう遅い。
俺はよけるのに間に合わず、飛んできたものが俺にかかる。

なんだこれ？

見ると、それはバケツに入った水だった

コニー｢おいっ！エレン！気をつけろよ～w｣

エレン｢ジャン！わりぃ！｣

あいつの仕業か。と思い立ち上がろうとする。

ミカサ｢エレン！水を運ぶ時は入れすぎちゃダメ。
もし入れすぎたなら私を呼んで｣

あ。さっきはそこまで腹立ってなかったのに。
またイライラし始めた。

ジャン｢おいっ！エレ…｢これ…。｣！？！？｣

エレンに怒鳴ろうとした時、目の前にピンク色のハンカチとともに聞きなれた女の子の声がする。

ミカサ｢これ…エレンがすまなかった。｣

そう言って去っていったミカサの黒く綺麗な髪がサラっとなびく。そんなミカサを見つめながら俺はミカサが渡してくれたハンカチを優しく握った。

その時、何故かさっきまでのイライラが消え、
むしろ、心が和らいでいった。

まさか…

ジャン｢マルコ。｣

マルコ｢大丈夫？ジャン。どうしたの？｣

ジャン｢俺、もしかしたら…｣

少し明るい日差しと春の風とともにジャンの甘酸っぱい恋が始まった。