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沖田×真選組 ページ32

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「ちょ、ここに匿ってくだせィ」

「沖田さん…?!」


慌てながらも飄々とやって来るあたり多分サボり。というか100%サボり。

真選組で女中をしている私。夜ご飯を作るために台所にいた時に沖田さんは来た。

彼はよく私のもとに逃げて来る。土方さんはここまでは探しに来ないからだ。全く、鬼ごっこをしてるんじゃないんだから、と呆れてたのも最初の頃だけ。

沖田さんに仕事をしましょうなんて言ったって意味がないことを私は知っている。


「今日はご飯何ですかィ?」

「年末なんでお鍋にしようかと」

「いいですねィ。期待してやす」


にかっと笑う顔にドキッとする。
私が沖田さんがここに来ることを内心喜んでいることは内緒。


「総悟っ?!てめェ後で覚えとけよ…!」

「あちゃー、土方さん激おこじゃないですかィ」

「…仕事サボるからですよ」

「じゃあ戻りやす」

「え、」


素直に戻るって言ったことへの驚きと、戻っちゃうの?っていう悲しみで思わず気の抜けたような変な声が出てしまった。


「そんな悲しい顔しないでくだせィ」

「し、してません!」

「ふーん。じゃあ戻りやすねィ」

「…ちゃんとお仕事してくださいよ。働かざるもの食うべからず、ですから」

「手厳しいことで」


何でもないような顔をして彼の背中を見送る。いや、仕事をすることは当たり前なのにね。変なの。


「あ、忘れ物しやした」

「??」


何か持ってきてたっけ、と記憶を辿る。
その間に彼の顔が何故かドアップになる。

ふに、と唇に柔らかい感触。
こ、これって、これって。


「じゃ、夜ご飯楽しみにしてやす」

「……っ!!」


何枚も何枚も上手な沖田さん。
私の気持ち、バレバレだ。


((総悟、ニヤニヤすんな気持ち悪ィ))

銀時×別れ話→←神威×監禁



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設定タグ:銀魂 , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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雪うさぎ - トッシーがみたいです! (2019年7月18日 19時) (レス) id: cd19b8b7b7 (このIDを非表示/違反報告)
Y.O18 - 沖田くんと自転車二人乗り...羨ましいっ! (2019年3月31日 9時) (レス) id: e9f436c148 (このIDを非表示/違反報告)
ビスコ(プロフ) - ブッハ!!!サイコーですね。 (2019年2月21日 12時) (レス) id: 251e52ea6f (このIDを非表示/違反報告)
Hanavi(プロフ) - 了解しました!こんな感じで大丈夫でしたか…?気に入って貰えたら嬉しいです。 (2019年2月21日 12時) (レス) id: 5a9b3d8683 (このIDを非表示/違反報告)
ビスコ(プロフ) - 嫉妬した土方リクエストしま〜す! (2019年2月21日 11時) (レス) id: 251e52ea6f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Hanavi | 作成日時:2019年2月17日 17時

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