甘々つめこみ

沖田×真選組 ページ16

、



「アホ！バカ！」

「ーーーうるせェ」


総悟のバカ！と喚く私と、

そんなこと言われても、と言わんばかりに

しらーっとしている張本人、総悟。


一番隊隊長の彼と、副隊長の私は仲が悪い。




今日も仕事をサボる彼に注意をした所、



ーーーお前には関係ねェ



なんて言われてしまって絶賛ご立腹中。



「…お前ら、周りの目も少しは気にしろ」

「気にしてないのはAだけでさァ」

「元はと言えば総悟が悪いでしょ！」




いつになっても収束が見えないこの喧嘩に土方さんが割って入るも虚しく、




「ーーー私、副隊長やめます」

「「ーーー…はァ？！」」




「だって、仲悪いし、隊長はサボるし。

私の負担考えたことあります？！もう過労で死にそう」


「や、でもな、葡小槻(ほおづき)…」

「辞めると言ったら辞めるんです」




わがまま言ってごめんなさい、土方さん。

でも、もうこれ以上総悟とタッグは組めません。









「ーーー…俺が許すとでも思いやした？」









隊長命令だ、辞めることは許さねェ









「何言ってんの、こんな時だけ、」





普段仕事しないくせによく隊長命令だ、なんて言えるよね！なんて、彼の一言は更に私を怒らせるだけ、




だと思ってたけど。









「ーーー…頼むから、辞めないでくだせェ」









そんな顔されたら、決心が揺らぐじゃん。









「バカ総悟、」









(総悟、またサボったでしょ？！)

((…うるせェ雌豚だな))

(辞めてやる！！)

((ーーー…それだけは勘弁してくだせェ))

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