甘々つめこみ

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、




唇が一瞬触れただけで、

それはそれは熱を帯びて。



「…泣き止んだ？」

「ーーー泣き止んだ」



こんな単純なことで機嫌を直してしまう。




「ーーーAが大人になったら、

周りの男が放っておかねぇんだよ」

「そんなことないと思うけど」


「そんなこともあるの」



自覚しなさい、と軽くデコピンをくらう。




「…まぁ、今でも十分、放っておかないんだけど」


「なに？」



銀ちゃんがボソッと小さな声で言うから何を言ったのか分からない。


けど、





「お前の魅力を知ってるのは、俺1人でいいんだよ」





「ーーー銀ちゃ、ん」





そんなこと言われたら、


「涙がとまらない、、、」



「ば、まだ泣くのかよ」


「だってーー、」






ぽんぽん、と頭を撫でられて安心するのは子供の証？


それでも、今はこのままでいいや、と思った。






(銀ちゃん、もう一回キスして？)

((お前なー、そうやって煽るのやめなさい))

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