お開きとお会計 ページ10
、
「そろそろお開きにしません?」
「あァ、そうだな」
周りを見渡せば、
さっきまであんなに騒いでいたみんなも
酔いが回りに回って眠り始めている。
「…もう食べられないアルーーー」
「お妙さん、結婚、しましょ、、う」
「…ゴリラ、ゴリラ、キモいーーー」
え、何これ。
寝言だよね…?
個性に溢れすぎて怖い。
お妙さんなんか、寝言言いながら
ゴリラのこと叩いてるし。
やめたげて、痣になっちゃう。
「お会計どうしましょう」
「…寝てる奴らは明日に徴収しとく」
「あ、じゃあ私今払いまs、」
「お前はいい」
「…はい?」
「俺らの奢りだ」
「や、でも」
「いいから。黙って奢られてろ」
どうしよ、何かフィルターかかって
土方さんがイケメンに見える。
「旦那に多く払ってもらいやしょう」
「沖田さんって最低ですね」
「褒めてもらって光栄でさァ」
「いや褒めてないし」
というか、
「私たちに奢るお金はないんじゃないんですか?」
「…聞いてたのかィ?」
「まぁ」
さっき神楽と言い合いしてた時に、
私たちに奢るお金はないって言ってたのに
何だかんだで奢ってくれちゃうんだ。
「惚れやしたかィ?」
「いいえ全くこれっぽっちも」
。
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Hanavi(プロフ) - ありがとうございます!!!! (2019年4月30日 22時) (レス) id: 5a9b3d8683 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - めっちゃ面白いです、これからも更新頑張ってください! (2019年4月30日 16時) (レス) id: 9b87fec193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Hanavi | 作成日時:2019年2月11日 18時