バカ兄貴 ページ24
、
「ーーー神楽って一人っ子だと思ってた」
「私もよ。お兄さんいたのね」
しかも、春雨飲料の社長さんだなんて。
と、お妙さんが続ける。
「ただのバカ兄貴アル。喧嘩が好き過ぎて、自分の高校のヤンキー全員倒して下僕にして、それでも足りなくて他校にまで喧嘩ふっかけに行くようなバカ兄貴アル」
「ーーー…大変だったんだね」
「そうアル!!アイツが変なことするたびに町中噂になって、私まで変な目で見られてアイツも喧嘩強いんだぜなんて言われて、華のセブンティーンを逃したアルヨ」
聞けば聞くほど、お兄さんがいることが羨ましくなくなってくる。
…でも、
「今は大手企業の社長さんになったんだよね?凄いじゃん」
「あれは、高校の時の下僕を引き連れて大学に行かずに楽したいからって何となく始めた会社がなんか運良く気流に乗って成功しただけアル。凄いのはアイツじゃなくて下僕の方アルヨ。絶対その中に才能ある人がいたネ」
「ーーー…そっか、」
。
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Hanavi(プロフ) - ありがとうございます!!!! (2019年4月30日 22時) (レス) id: 5a9b3d8683 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - めっちゃ面白いです、これからも更新頑張ってください! (2019年4月30日 16時) (レス) id: 9b87fec193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Hanavi | 作成日時:2019年2月11日 18時