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異様な雰囲気 ページ41






王様ゲームが始まって結構経った。

お酒の雰囲気にのまれていって、お題の内容は少しセクハラまがいのものになりつつある。…まぁ、女性社員たちがあんな様子だから問題にもならずそのまま進んでいくわけだけど。


「王様だーれだ!」

「あ、俺だ」


何回目かの王様を引き当てたのは桂さん。

私は一度も王様を引いてないし、一回目のあれ以来お題に当たることもなかった。


「じゃあ、12番の人が14番の人にキスで」

「「はぁ?!」」


ここで大きな声を出した理由は察して下さい。

私の手の中には14と書かれた割り箸が握られている。

嘘でしょ、と呟く。


「桂さん、セクハラで訴えますよ」


なんて言ってみても酒に酔った彼には何も響かない。お酒が飲めない私は全くもって酔ってないからこの雰囲気に馴染めずにいる。

何だか私がおかしいみたいで嫌になる。


「誰だ?12番は」

「あ、低杉くん12番じゃない?」

「…気のせいだ」

「うっわー、嘘ついちゃうんだ?だから身長が低いままなんだよ」

「うるせェ、それは関係ねェだろ」

「あら、Aちゃん高杉さんからキスされちゃうのね」

「違いますから、されませんから」


嘘だ嘘だ、と自分に言い聞かせる。桂さんはお題を変えてくれそうにないし、何よりもまず女性社員たちからの視線が痛い。

ーーー…私だって好きでやってる訳じゃないのに。

もう帰りたいな、と下を向いた。

嫉妬なんて似合わない→←王様ゲーム



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設定タグ:銀魂 , 高杉晋助 , 沖田総悟   
作品ジャンル:恋愛
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Hanavi(プロフ) - ありがとうございます!!!! (2019年4月30日 22時) (レス) id: 5a9b3d8683 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - めっちゃ面白いです、これからも更新頑張ってください! (2019年4月30日 16時) (レス) id: 9b87fec193 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Hanavi | 作成日時:2019年2月11日 18時

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