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広場 ページ3

その広場は、
大きな石がぼんやりと光っていて、
水が滴るような音が微かに余韻を残して響いている。
「あれ?誰?」
栗色の髪の毛。透き通るような青い目。
甘い声。お人形のような肌。
私は声を無くす。
「わあ、かわいい子っ!あ、私はジュアっていうの!よろしくね!君は?」
好奇心で満ちた顔で私の顔を覗く。
あまり人と話すこと、
人の顔を見ること見られることが苦手な私は、一瞬で赤面する。
口だけをぱくぱく動かし、
少しだけ泣きそうで。
もう死にたかった。
…ん?死にたい?
ズキン。一瞬頭に激痛が走る。
それをこらえ、勇気を出して名前を言った。
「わ…わた…しは…クレア…です…」
最後の方はとても声が小さくなった。
やっと言えたと思ったらまた声が小さくなった。
ああ、恥ずかしい。
更に顔が熱くなる。
「へええ!クレアちゃんかぁ!かわいい名前!
あっ、ここはね、『水の世界』っていうの!
部屋に一つずつ、大きな水槽があるの!
その水槽の中に入ってメモリーを取ってね!」
ジュアは楽しげに説明してくれた。

方法→←メモリー



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作者名:花咲きなこ@ゆかりんかわゆす | 作成日時:2015年11月29日 11時

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