工業女子の愉快な日常

休み時間延長戦 ページ8

選択授業。
それは少人数構成で自分の選んだ科目を受ける授業だ。
この、科目の中にインテリア計画なる科目がある。
この選択者は私を含め8人しかいないが、だだっ広い製図室で授業を行う。まいっど毎度馬鹿みたいに騒ぎまくるが、この授業、そもそもがお遊びのような科目なので、先生も一緒になるか、放置のことが多い。いわば、無法地帯である。


私はインテリアの時、大体1番初めに製図室に入り、寒ければストーブをつけ、暑ければ扇風機を回し、授業に必要なプリントを教卓に出し、自分の分だけ持って行き、勝手に始めている。
チャイムの鳴る1分も前になれば着々と残りの生徒も製図室へ入ってくる。
さてここで毎度の事ながら問題が起きる。

江田が来ないのだ。
いや、正確には毎回

江「ちょ、腹痛くて、まじで痛くて、う〇こしてたら遅れたんすよぉ？」

という事らしい。多分違うが。

今日もいつもの如く遅れてきた。
だがしかし、これもありえない事に教科担任もほぼ毎回遅れてくるのだ。なぜなら最初が1番うるさいから。

やりたい放題の江田は根夢くんと内方を引連れ、何やら楽しそうに製図室へ入ってきた。

江「そうさぼくーらは♪」

内「僕らの産まれてくるずっとずっと前にはもう♪」

根「やべぇ出てこねぇwww」

お分かりだろうか。こいつら歌詞乗っ取りゲームをしてきやがった。

最早昼休み→←防……音……？

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