暗殺教室 〜JUMP〜２

犬猿の仲を学ぶ時間 ページ10

ＮＯside



大 ｢ほえ？何？つまりあの2人のシリアスな展開は演技ってこと？｣

涼 ｢yes｣

渚 ｢え、じゃあ烏間先生が涼介さんに若干押されてたのも？｣

烏 ｢そうだ。｣



2人はまるで演技派俳優のようにさらりとやってのけた。それももちろん皆驚いたが、あの2人が仲がいい。その事実が何よりも全員を驚かせている。

なにしろこの2人は異常な程警戒心が高い。
そして冷徹、残酷、人に対した興味はない。
そんな2人が仲いいと聞けば誰だって驚く。



涼 ｢まあ、こいつには共感する事が多々あったからな……。｣

烏 ｢その……思わず、だな。｣

雄 ｢この2人が苦笑いで共感するもの……。｣

宏 ｢どんなものだよ。｣


すると2人は顔を見合わせて同時にため息をついた


涼 ｢逆ナンの恐怖。｣

烏 ｢ポストに詰め込まれたプレゼントの恐怖。｣

涼 ｢飲み会での肉少女子への恐怖。｣

烏 ｢スカウトの恐怖。｣

涼 ｢バレンタインの恐怖。(ホワイトデーの恐怖とセット)｣

烏 ｢組織のお偉いさんの女への恐怖。｣

涼｢ストーカーの恐怖。｣

烏 ｢まだまだあるが聞くか？｣

圭 ｢い、いや！もういい！もういいっす！｣



2人が3つくらい言った時から皆の顔はだんだんと引きつっていた。

それと同時に年中無休モテ期か……と思った。

まあ確かに烏間は世の中でいうイケメンというヤツだ。
山田はメガネとマスクで隠してるものの、イケメンがダダ漏れだ。



慧 ｢いーなー。年中無休モテ期。｣

涼 ｢全然よくねぇ。｣

烏 ｢全くだ。だから俺も高校時代はメガネやマスクで顔を隠していた。｣

中 ｢え、まじ？！｣

烏 ｢ストーカーされるとシャレにならないからな……。｣

涼 ｢まあ、俺ら殺し屋だったり防衛省だったりするからあまり問題ないけどね。ただ単にめんどい。｣

光 ｢いーなーその言葉。言ってみてぇ。｣


暫くそのことについて言い合ってたが裕翔があることに気づいた。


裕 ｢知念？さっきからずっと喋って無くない？｣

宏 ｢確かに……どうした？｣


皆不思議そうに知念の顔をのぞき込む。
するといきなりズカズカと烏間のもとへ歩いていくと失礼すぎる言葉を発した。


侑 ｢烏間先生。僕貴方のこと大っ嫌い。｣

｢……えええ！！｣


当然皆はビックリする。烏間は冷たかったりするが何だかんだで人気者だからだ。

圭 ｢な、何で？｣

侑 ｢僕の涼介と親しくしやがって。このクソ野郎！このクソビッチ！この変態とげとげ野郎！｣←

猿犬の仲を学ぶ時間→←復活！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す