四話。 ページ4
もう6月となった。
…冨岡さんと会ったのは2週間前で夢だったのかなとか思ったりする。
「恋の病にでもかかっちゃいました?」
ってしのぶに毎日聞かれるけど、恋っていうか
何かカッコいいなぁって思っただけで、
好きではない…と思う
『ねえねえ、かき氷食べに行かない?』
何故か、どうしてもかき氷を食べたくなったのだ。最近とても暑いし。一回友達と食べてみたかったのだ。
「お誘い嬉しいですけど…お金が…」
『なら私が払う。誘ったの私だしね』
しのぶは、否定したがどうしても食べたくて私はしのぶの腕を引っ張って、甘味処に向かう。
…何年振りだろうか、かき氷を食べるのは
「…良いんですか、本当に」
『うるさーい、ほら早く食べるよ』
私は、甘い小豆がのっているかき氷を、想像していたのだが今は切らしていてただの氷を削ったものだけが出た。…まあ、あまり贅沢は言えないからね。
これだけでも、すごく高いんだし。
『美味しい!』
「んー、冷たい!」
しのぶもパクパクと食べている。…一緒に来れて良かったなぁ。
───「義勇さん」
耳に入ってきたのは青年の声で…冨岡さんの名前を呼んでいたからその青年の方を見るとその隣には冨岡さんがいた。
『…!!』
「あら、Aの想い人じゃないですか」
『だ、だから違うって!!』
…冨岡さん私の事覚えてるだろうか。
もう忘れてるか。特攻隊の人って忙しいんだもんね…
俯いているとぽんと肩を叩かれた。…しのぶかな、って思っていつもの口調で話してしまった
『なにー、って…』
「Aだよな、」
冨岡さんから声をかけてくれたことが嬉しすぎて…覚えててくれてたんだ。
「義勇さんの知り合いですか?」
「わあ、可愛いお嬢様さんじゃぁねぇかよ」
先程の青年と冨岡さんより身長が高い男性。
…この人達も特攻隊の人?
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義勇と杏寿郎推し - よもや、悲しすぎル!更新頑張ってくれ! (2021年5月4日 12時) (レス) id: 4609b567d2 (このIDを非表示/違反報告)
漂白剤 - すごく切ない・・・・涙が出てきます更新頑張ってください!!応援してます!!! (2020年9月19日 14時) (レス) id: 836661e0c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クラムボン | 作成日時:2020年9月12日 13時