19話 ページ20
膝枕告白事件から数日経った
僕は悩みに悩みすぎている、この僕が恋で悩んでいた
トレイくんからの告白にすぐには答えられなかった
それをトレイくんは察したのか、返事は今じゃなくていいと行ってくれた
夢魔である僕が、告白で動揺している
ポカポカする
おかしい、おかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしい
これは、なんなんだ
マーリンにとって恋心がどんなものかがわからなすぎてどうしていいかわからなくなっていた
今までの彼女なら、やんわりと断っていただろう
だが、トレイは違った
断りたくないと思ってしまっていた
だから、マーリンは動揺している
そんなマーリンに救いの手がきた
「おや、マーリン先輩ではないですか」
笑顔での胡散臭さは学園一のアズールがタイミングよくきてくれたのだ
「…アズールくんじゃないか、ちょうどいい」
「ちょうどいいとは？」
「アズールくん、希少な薬草をあげるから
僕の相談に乗ってくれないかい？」
「(相談に乗るだけで、希少な薬草が貰える……だと……！！)
いいでしょう！なんの相談ですかマーリン先輩！」
アズールはそんなうまい話を逃す訳なかった
だがその相談が予想外のものであった
「知り合いに告白されてね、いつもの僕なら断るのに
彼のことは断らなかったんだ、それに逆にあの告白にポカポカしてね
何故かわかるかい？」
「……それは…相手のことが好きだからじゃないですか？」
まさかの恋の相談だった
マーリンは噂によると、やんわりに見えて意外となバッサリと告白を断る
そんな彼女が恋愛相談
アズールにとっては驚きだ
だが、自分の気持ちに鈍感すぎやしないかとも思った
嫌じゃなかった。ポカポカする
恋愛相談もクソもない気がする
「僕が……トレイくんを好き………」
うーんとマーリンは考え、とりあえずアズールに報酬の希少な薬草を渡す
「ありがとうアズールくん、参考になったよ」
「そうですか、それは良かった。」
まぁ、アズールにとっては薬草さえ貰えればどうでもいいことだが
ーーー
後押しアズールくん
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アテネ - これから更新するんですか？ (5月21日 21時) (
レス) @page32 id: 26234630b7 (このIDを非表示/違反報告)
白帆の麦 - 宵崎夜鶴『黒雪』さん» コメントありがとうございます！嬉しいです！！！ (2021年9月14日 1時) (レス) id: dfe7ff6721 (このIDを非表示/違反報告)
宵崎夜鶴『黒雪』 - これからも更新頑張ってください！ (2021年9月9日 20時) (レス) id: 195fc26f4f (このIDを非表示/違反報告)
宵崎夜鶴『黒雪』 - はじめまして、とても素敵な作品です！ (2021年9月9日 20時) (レス) id: 195fc26f4f (このIDを非表示/違反報告)
どん - 分かりました、更新頑張ってください応援してます (2021年7月1日 8時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白帆の麦 | 作成日時：2020年10月5日 11時
