当たり前のこと�� ページ26
Yuta side
思わず一人でニヤニヤしてると、
レッスン着になった宮田が小走りでこっちに来た。
あ、時間やばいかも。笑
Aに‘いってくるね。’って送って、
携帯をポケットに捩じ込んだ。
宮「玉っ、たまっ！」
「わーってるって、急ぐから、」
運転席から降りると、
俺にまとわりつくみたいに近づいてくる。
宮「違う！じゃなくて！」
「え？」
宮「これっ、見て！」
「？？」
少し息を切らす宮田が、
自分の携帯画面を俺に突きつけてきた。
‘新堂ちゃん、ちょっと怪しいと思ってたんけど。
あの子裏あるわ。気を付けて！’
「……え？これ、白石さんから？」
宮「そ、今着替えてる時に来た。」
「はあ？」
手渡された携帯を下までスクロールしても、
宮田がそのメッセージの後に送ってる、
‘どういうことですか？’には既読はついてない。
宮「一応電話もしたけど取らないし、
白石さんも、もう仕事じゃないかな？
……とりあえず、レッスン始まるから上あがろ。」
「………ったく、何なんだよ……。」
宮田に促されてエレベーターに乗り込むと、
スタッフさんがタイミング悪く乗り合わせてきた。
２人でペコッと頭を下げると、
宮田が口パクで‘後で’って合図してくる。
レッスンスタジオの階についたら、
すでに人がうじゃうじゃ……。
スタッフ「玉森さん、急いで！」
「………とりあえず、急いで着替えてくる。」
宮「ん。後で俺の携帯使って？」
「さんきゅ。」
俺は、白石さんの携帯知らない。
正直、情報通の人が怖いってのが本音だから。
でも、ホントのこと、
バラしといた方がいいのかな……？
……いや、Aのことは、
今以上広めたくないんだって。
あぁぁ……、超迷う……。
Aに迷惑かけてんの俺なのに、
バレないように当たり前みたいに気使ってくれて。
しかもそれを何でもないことみたいに、
平気なフリしてくれて。
何としてでも俺がAを守らなきゃ……。
＿＿＿パンパンっ
………ふうっ。
とりあえず、今はレッスンに集中する為に、
音を立てて頬を叩いた。
.
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桃(プロフ) - 初めまして突然のコメントすみません。最近、この作品に出会いました。更新待っています。 (10月17日 12時) (
レス) @page31 id: 1f2131ab7f (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 初めまして。とっても素敵な作品に出会えて嬉しいです♪今後の展開が楽しみですので、更新待っていますね♡ (2023年1月29日 20時) (レス) id: 48a4b0d0b1 (このIDを非表示/違反報告)
monet1234567890(プロフ) - 更新嬉しいです (2022年1月27日 7時) (レス) @page31 id: 1d9415b150 (このIDを非表示/違反報告)
ままっち(プロフ) - はなのさん久しぶりの更新嬉しいです。 (2022年1月27日 5時) (レス) @page31 id: 80983ea29d (このIDを非表示/違反報告)
るんる(プロフ) - 久しぶりにこちらの作品見れて嬉しいです！続き楽しみにしています！ (2022年1月27日 1時) (レス) @page31 id: 409f8fed9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなの
| 作成日時：2018年1月26日 1時
